2024.02.15
コラム
【骨折】かも!?応急処置と適切な行動【まとめ】
こんにちは。愛知県安城市にある松井整形外科です。今回は、事故やスポーツ中の怪我でも起こり得る骨折について、もしも近くにいる方の怪我、骨折現場に出くわした際にどう行動すべきか!?
簡単ではありますが、今回はそんな時に取るべき行動についてまとめています。
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骨折したと思ったら!応急処置と適切な行動
もしご自身がこのような場面に出くわしたら、どうのように行動すれば良いかと困惑する方も多いのではないでしょうか。最低限、覚えておいていただきたい知識をまとめています。
1. 骨折の症状を認識する
骨折は急性の痛みや腫れ、変形などの症状を引き起こします。急に激しい痛みを感じたり、身体の一部が変形している場合は、骨折が疑われます。このような症状が現れた場合は、骨折の可能性を考えて迅速に行動しましょう。
2. 応急処置の実施
骨折の場合、応急処置は痛みの緩和と損傷の悪化を防ぐために重要です。以下の手順に従って適切な応急処置を行います。
安静にする
患部を安静にし、動かさないようにします。動かすことで骨の移動が起こり、損傷が悪化する可能性があります。
冷却
氷や冷却パックを患部に当て、腫れや炎症を抑えます。氷を直接肌に当てる場合は、氷のまわりに布などを巻いて直接の接触を避けましょう。
圧迫
出血がある場合は、清潔なガーゼや布を使って傷口を圧迫し、出血を止めます。ただし、圧迫しすぎないように注意してください。
挙上
心臓よりも上に患部を保持することで、血流を抑え、腫れや痛みを軽減します。ただし、骨折が頸椎や脊椎の場合は、挙上せずに安静にしてください。
3. 速やかな医療機関への受診
応急処置を行った後は、速やかに医療機関を受診しましょう。整形外科医や救急医療従事者が適切な診断と治療を行います。X線検査やCTスキャンなどの画像診断を通じて、骨折の程度や治療方針を確定します。
☆救急車の呼び方と心がまえ☆
救急車の呼び方や心がまえも重要です。
速やかに通報
骨折が疑われる場合、速やかに緊急通報番号に電話して救急車を要請します。「119番」をダイヤルしてください。
必要事項の伝達
通報時に、患者の状態や住所、連絡先などを明確に伝えます。骨折の疑いがあることや症状の詳細も伝えると、救急隊員が迅速な対応ができます。
待機
救急車の到着まで、患者と付き添い者は安全な場所で待機します。救急車が到着すると、救急隊員が患者を適切に受け取り、医療機関への搬送を行います。
4. 医師の指示に従う
医師の指示に従うことが骨折治療の成功に不可欠です。適切な固定や手術、リハビリテーションなど、医師の指導に従って治療を進めましょう。また、症状の変化や合併症の有無について定期的な診察も重要です。
まとめ
骨折は急を要する状態であり、適切な応急処置と医療機関での診察が重要です。適切な処置を行い、早期の治療を受けることで、骨折の回復を促進し、合併症のリスクを最小限に抑えることができます。
当院としては、骨折に限らず、様々な症状が重症化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。
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