2023.08.15
コラム
腰痛 筋肉が原因!?筋・筋膜性腰痛を解説
こんにちは。
愛知県安城市になる松井整形外科です。
今回も腰痛について書いていますので、ご参考になれば幸いです。
✓読者の悩み
・腰が痛くて病院に行ったけど、特に骨に異常はないって言われた・・
・腰が痛くて病院に行ったけど、シップだけで先生には「運動しなさい」って言われた・・
こういったお悩み、疑問にお答えします。
※腰痛以外の症状に不安がある方はこちらもチェック
※関節の健康を脅かす!肩痛、腰痛、膝痛など関節痛に悩む方へ 7つの危険な行動まとめ【コラム】
※筋肉をつけるためのおススメ食材7選【リハビリと栄養 過去コラム】
✓本記事の内容
1.筋肉が原因!?筋・筋膜性腰痛とは
2.腰痛対策の運動をご紹介
この記事を書いている僕は、リハビリテーションの国家資格である作業療法士として15年の経験を持ち、現在も毎日リハビリテーションを実施しています。
こういった僕が、解説していきます。
■1.筋肉が原因!?筋・筋膜性腰痛とは
まず最初に、過去コラム「 何でこんなに腰が痛い?受診すべき状態9選とよくある整形外科的な原因疾患【腰痛】|松井整形外科|安城市の整形外科・内科・リハビリテーション科 (ansyokai.or.jp) 」でもお伝えしましたが、腰痛には様々な原因があります。中には見逃してはいけない原因もあるので、まだ読まれていない方は是非一度、確認されることををおススメします。
筋・筋膜性腰痛
腰痛症状の一つに「筋・筋膜性腰痛」とういうものがあります。画像検査では異常がないので、お薬やシップで経過観察・・・これで終わってしまうことも多いと思います。皆さまもご経験はないですか?
ですが、この「筋・筋膜性腰痛」は筋肉が原因なので、適切な対策を行うことで改善していくことが期待できます。
筋肉が痛みの原因となってしまう理由
そもそも筋肉というのは、ゴムのように伸縮性があるもので、必要なタイミングで収縮(縮める)や弛緩(緩める)させることで手や足、身体を動かすための力に換えています。ですが、スポーツやお仕事、家事や育児によって腰に負担がかかることで、筋肉が炎症を起こし、血液循環が悪くなることで痛みが出てきてしまいます。
これが「筋・筋膜性腰痛」の正体です。
家事やお仕事などで、長い期間をかけて蓄積してしまった姿勢の歪みや偏った筋肉の使い方によって、筋肉が硬く伸縮性が乏しくなっていたり、普段使わない筋肉が弱っていたりします。
じゃあどうするか?
自分の姿勢や普段癖づいている筋肉の使い方を知って、運動をする!これです。
もちろん、内服薬などお薬の処方で痛みの軽減を図ることも出来ますが、長い目で見たときにはやはり運動が大切なんです。
運動と言っても、やみくもにヘトヘトになる程の運動は必要ありません。
伸縮性の悪い筋肉はストレッチを行い、弱い筋肉は鍛えることで、筋肉のバランスを整えることが大切です。腰への負担を軽減することが出来ます。
■2.腰痛対策の運動をご紹介
「筋・筋膜性腰痛」の対策として、いくつか運動をご紹介します。もちろん、運動だけが対策や治療になるわけではありません。シップや内服薬などの薬物療法、ホットパックなどの温熱療法で痛みを軽減する方法もあります。ですが、根本的な改善を図ろうと思うと、やはり運動(運動療法)は重要になってきます。
前述している通り、正しく効果的な運動をするには、ご自身の姿勢や筋肉のバランスをチェックすることが吉です。お身体の状態はその人それぞれなので、運動の方法や目的もその人それぞれになります。
出来れば、リハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士)にお身体の状態をチェックしてもらうことをお勧めします。その場合は、適切な運動方法の指導も受けることができます。当院でもそのサポートをさせていただけます。
※当院のリハビリテーションについてはこちらから
なので、これからご紹介する運動はご参考程度に。痺れや常に痛みが続いてる場合はまず医師に相談してからにしてください。
■まとめ
今回は運動すべき腰痛症状として、「筋・筋膜性腰痛」についてご紹介しました。
ご自身での日頃の工夫や努力は、どうしても必要になってくると思います。でも「本当にこれで良いのかな?」「取り敢えずやってみてるけど・・?」そう言ったお声が聞こえてきそうです。
当院としては、重症化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。
smile and support by 松井整形外科