2025.06.19
コラム
【肩の痛みで夜眠れない方へ】夜間痛の原因と対処法
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回のテーマは「肩の痛み 夜間痛」です。
「寝ていると肩がズキズキして目が覚める…」「仰向けや横向きになると肩が痛む」「夜になると肩の痛みが増してくる」
こうした夜間に肩が痛む「夜間痛」は、実は多くの方が悩んでいる症状の一つです。今回は、「肩の痛み、夜間痛」でお悩みの方へ向けて、原因・治療・対策方法を解説します。肩の夜間痛でお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
肩の夜間痛とは?|夜になると痛みが強くなる理由
「夜間痛」とは、夜寝ているときや横になったときに感じる肩の痛みのことです。肩を使っていないのに痛みが出るのは不思議に思えるかもしれませんが、特定の肩の疾患が関係している可能性が高いです。
夜間痛が出る原因3つ
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横になることで肩への血流が減る
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炎症が起きている部位が圧迫される
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筋肉や腱に負担がかかる体勢になっている
夜間痛の原因となる主な疾患
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
40〜60代に多く、肩関節の周囲に炎症が起こる疾患です。特に夜間痛が強く出るのが特徴で、痛みで眠れないという相談が多いです。
主な症状:
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夜にズキズキ痛む
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肩が上がりにくい
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後ろに手を回すのがつらい
腱板断裂(けんばんだんれつ)
肩の深部にある腱が部分的または完全に断裂する病気です。夜間痛や腕が上がらないなどの症状が確認できます。
特徴:
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急に腕が上がらなくなる
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力が入らない
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夜間に強い鈍痛が続く
石灰沈着性腱炎
腱の中に石灰(カルシウム)がたまり、炎症や激しい痛みを起こす疾患です。発作的な痛みとともに夜間痛が出ることがあります。
放置しても治る?夜間痛の注意点
「いつか治るだろう」と放置すると症状が悪化し、肩の動きが制限されたままになる可能性があります。また、痛みで眠れない状態が続くと、睡眠不足やストレスから全身の健康にも悪影響を及ぼします。
夜間痛は「体からのSOS」と思って、早めにお近くの整形外科を受診し、正確な診断と治療を受けましょう。
松井整形外科の診療と治療方法
当院では、肩の痛みに対する診療と治療を行っています。痛みの原因は患者さま一人ひとり異なるため、症状を丁寧に伺い、最適な治療方法をご提案します。
検査で原因を特定
レントゲン検査や超音波(エコー)検査などで、腱の状態や石灰の有無を確認します。
治療内容
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内服薬や湿布などの消炎鎮痛薬
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お注射での治療提案
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温熱療法・低周波治療などの物理療法
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理学療法士等によるリハビリテーション(運動療法)
リハビリで再発予防
痛みが落ち着いた後は、肩の可動域を取り戻すリハビリやセルフケアの指導が非常に重要です。
よくある質問(Q&A)
Q. 寝ているときだけ痛いのはなぜ?
A. 寝ている間は肩が圧迫されたり、血流が低下したりすることで、炎症が悪化しやすくなります。
Q. 片方の肩だけ痛いのは異常?
A. 四十肩・腱板断裂など、多くは片側に症状が出ます。異常ではありませんが、受診をおすすめします。
Q. 自宅でできる対策は?
A. 痛みが強いときは無理に動かさず、冷やすことで炎症を抑えられる場合があります。痛みが引いてきたら軽いストレッチを行うと効果的ですが、まずは専門医への相談が優先されます。
夜間の肩の痛みは松井整形外科にご相談ください
夜に肩が痛くて眠れない…その症状、放っておかずにご相談ください。松井整形外科では、患者さまの声に耳を傾け、丁寧な治療を行っています。
📍 安城市で肩の夜間痛にお悩みの方は、ぜひ松井整形外科へ。