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2025.03.06

コラム

よくある腰痛疾患5選とその予防策

 

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回の記事は腰痛がテーマです。

腰痛はあまりに身近な症状となりつつありますが、日常生活や仕事に支障をきたすこともあり、本来は適切な理解と予防が大切です。今回は整形外科クリニックの視点から、よくある腰痛疾患5選を簡単に解説し、それぞれの予防策についてもご紹介します。

 

 

1. 腰椎椎間板ヘルニア

症状

腰椎(腰の骨)にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで腰痛や下肢のしびれ・痛みが起こります。特に、長時間の座り姿勢や重いものを持ち上げる動作が多い方に発生しやすいです。

予防策
  • 長時間同じ姿勢を避け、適度にストレッチを行う
  • 腰に負担をかけない正しい姿勢を意識する
  • 腹筋や背筋をバランスよく鍛え、体幹を強化する

 

 

2. ぎっくり腰(急性腰痛症)

症状

突然の強い痛みとともに腰を動かせなくなる症状です。重いものを持ち上げたり、急な動作をした際に起こることが多いです。

予防策
  • 重いものを持つときは膝を曲げて腰に負担をかけないようにする
  • 普段からストレッチを行い、筋肉を柔軟に保つ
  • 急な動きを避け、無理な姿勢をとらない

 

 

3. 腰部脊柱管狭窄症

症状

加齢などが原因で脊柱管(背骨の中を通る神経の通り道)が狭くなり、神経が圧迫されることで腰痛や足のしびれが生じます。特に歩くと症状が強まり、休むと軽減するのが特徴です。

予防策
  • 日常的に軽い運動(ウォーキングやストレッチ)を取り入れる
  • 腰を冷やさないようにし、血流を良くする
  • 長時間の立ちっぱなしや中腰の姿勢を避ける

 

 

4. 腰椎分離症・すべり症

症状

スポーツや過度な負荷により腰椎の一部が疲労骨折する「分離症」、その結果として椎骨が前方へずれる「すべり症」があります。腰痛や足のしびれが主な症状です。

予防策
  • 過度な腰の反りを避ける(特にスポーツ時の姿勢に注意)
  • 腹筋や背筋のバランスを整え、腰への負担を軽減する
  • 適切なストレッチや休息を取り、無理な運動をしない

 

 

5. 筋筋膜性腰痛

症状

長時間の同じ姿勢や無理な動作により、筋肉や筋膜が過度に緊張し、慢性的な腰痛が発生します。デスクワークや立ち仕事の方に多いのが特徴です。

予防策
  • こまめに姿勢を変え、長時間同じ姿勢を続けない
  • ストレッチやマッサージで筋肉の緊張を和らげる
  • 適度な運動で血流を改善し、筋肉の柔軟性を保つ

 

 

◎当院では

当院では診察やレントゲン等で腰痛の状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。

治療においても、お薬の処方、理学療法士によるリハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法など、症状に応じた治療プログラムを提案しています。

⇒当院のリハビリテーションについてはこちらをチェック
⇒当院の診療案内はこちらをチェック

 

 

まとめ

腰痛の原因はさまざまですが、日常生活のちょっとした工夫で予防できることも多くあります。適切な姿勢やストレッチ、筋力トレーニングを習慣化し、腰痛のリスクを減らしましょう

もし腰痛が長引いたり、しびれなどの症状がある場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。当院では、一人ひとりの症状に合わせた治療やリハビリのアドバイスを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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