愛知県安城市で整形外科・内科・リハビリテーション科の診療を行う松井整形外科「お知らせ・コラム」ページ

MENUCLOSE

News

お知らせ・コラム
 

2024.12.12

コラム

野球肩・野球肘について

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「野球肩・野球肘」についてです。野球選手にとって、肩や肘の痛みは、パフォーマンス低下だけでなく、競技生活そのものを左右する深刻な問題です。

今回は、整形外科のリハビリテーション専門職の視点から、野球肩・野球肘の原因、症状、そして対策について、なるべく簡単に解説していますので、気になる方は是非参考にされてください。

 

 

野球肩・野球肘とは?

野球肩・野球肘は、繰り返される投球動作によって肩や肘の関節、筋肉、腱などに過度の負担がかかり、炎症や損傷を引き起こす総称です。

【原因】

オーバーユース(使いすぎ)

同じ動作を繰り返し行うことで、関節や筋肉が疲労し、炎症を起こします。

フォームの乱れ

不適切なフォームは、特定の部位に過度の負担をかけ、障害のリスクを高めます。

身体の柔軟性不足

柔軟性が低いと、関節の可動域が狭くなり、ケガにつながりやすくなります。

成長期の骨の未熟さ

成長期の選手は、骨がまだ軟らかく、繰り返しの負荷によって疲労骨折を起こすことがあります。

 

【症状】

痛み

投球動作時や安静時にも痛みを感じます。

腫れ

関節周囲が腫れることがあります。

力が出ない

ボールに勢いが乗らない、コントロールが定まらないなどの症状が現れます。

関節の動きが制限される

肩や肘が思うように動かなくなることがあります。

 

【対策】

整形外科医による診断

まずは、整形外科を受診し、正確な診断を受けることが大切です。

リハビリテーション

理学療法士によるリハビリテーション(運動療法や物理療法)は、痛みの軽減、機能回復、再発予防に効果的です。

フォーム矯正

リハビリプログラムの一環で行うことが多いですが、適切なフォームを習得することが必要。関節への負担を軽減し、障害のリスクを減らします。

休息

痛みが強い場合は、投球を中止し、十分な休息をとることが重要です。

予防

ウォーミングアップ、クールダウンをしっかり行いましょう。また 投球数を適切に管理ことも重要です。

 

 

当院では

ちなみに、当院では診察やレントゲン等で怪我の状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。

治療においても、お薬の処方、理学療法士によるリハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法など、症状に応じた治療プログラムを提案しています。

⇒当院のリハビリテーションについてはこちらをチェック
⇒当院の診療案内はこちらをチェック

 

 

まとめ

野球肩・野球肘は、適切な処置とリハビリテーションを行うことで、改善は見込めます。大切なことは早期発見、早期治療です。もし、既に肩や肘に痛みを感じたら、我慢せずにお近くの整形外科など専門医にご相談ください。

また当院でも、経験豊富な理学療法士が、一人ひとりの患者様に合わせて最適なリハビリテーションプログラムを作成いたします。お気軽にご相談ください。

smile and support by松井整形外科