2024.11.28
コラム
【40代・50代・60代】注意すべき整形外科的疾患3選
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「注意すべき整形外科的疾患」について、40代、50代、60代の年代別に解説しています。
年代によって生活スタイルは異なり、身体への負担や影響も異なってきます。今回はそんな年代別に抱える整形外科的な症状について、簡単に解説していますので、是非参考にされてください。
40代:仕事と育児の両立で体に負担を
40代は、仕事も育児も忙しく、体への負担が大きくなる年代です。特に注意したいのは以下の3つの疾患です。
腰痛
長時間同じ姿勢での作業や、抱っこなどによる腰への負担が原因で起こります。
肩こり
パソコン作業や家事など、肩周りの筋肉を酷使することで起こります。
膝の痛み
運動不足や体重増加により、膝に負担がかかり、痛みが生じることがあります。
50代:加齢による体の変化に注意
50代になると、加齢に伴う体の変化が目立ちはじめます。特に注意したいのは以下の3つの疾患です。
変形性膝関節症
軟骨がすり減り、膝に痛みや腫れが生じます。歩行や立ち上がりにも影響します。
骨粗鬆症
症状はないですが、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。
五十肩
肩関節の動きが制限され、痛みを伴います。日常生活への影響も大きくなります。
60代:生活習慣病との関連も
60代になると、生活習慣病との関連も深まり、様々な整形外科的な疾患のリスクが高まります。特に注意したいのは以下の3つの疾患です。
脊柱管狭窄症
脊髄が圧迫され、腰痛や下肢のしびれが起こります。
肩関節の腱板断裂
肩の痛みや力が出ないなどの症状が現れます。
足底筋膜炎
足の裏に痛みを感じ、歩行が困難になることがあります。
いずれの年代も共通して大切なこと
定期的な運動
筋力低下を防ぎ、関節の柔軟性を保つために、適度な運動を心がけましょう。
バランスの取れた食事
3大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を意識し、カルシウムやビタミンDを摂取し、骨も丈夫にしましょう。
正しい姿勢
猫背や反り腰など、悪い姿勢は体の歪みにつながり、痛みを引き起こす原因となります。
定期的な健康診断
早期発見・早期治療のため、定期的に健康診断を受けましょう。
☆これらの疾患は、早期発見・早期治療が大切です。もし現在、気になる症状がある場合は、我慢せずにお近くの整形外科へ受診されることをお勧めします。
当院では
ちなみに、当院では診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。
治療においても、お薬の処方、関節注射、専門職によるリハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法などその人、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
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まとめ
年代によって生活に求められる身体への負担は異なり、その症状もそれぞれです。ですが日頃の工夫は共通している内容も多く、適度な運動や食事、定期的な健康チェックがやはり大切になります。
我慢せず、自己判断はせず、なるべく早めの解決が望ましいです。このコラムが皆さまの健康サポートの一助になることができれば幸いです。
smile and support by松井整形外科