2024.11.25
コラム
リハビリ専門職が伝えたい子供に必要な運動5選
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「子供に必要な運動」についてです。発達段階や年齢によって求められる能力は異なりますが、『親として子供には元気に丈夫に育ってほしい』!そんな願いは必ず共通していると思います。
今回はそんな願いを叶える一助となれるように、大切な運動要素(種類)を5選に絞ってご紹介します。ぜひ参考にされてください。
◎取り入れたい運動5選
全身運動
全身運動は、全身の筋肉をバランス良く使うことで、基礎体力向上に繋がります。成長期の子どもは、全身運動を通して骨の成長を促し、丈夫な体を作ることができます。
遊び
鬼ごっこ、縄跳び、ボール遊び
運動
水泳、体操など
バランス運動
バランス運動は、体幹を安定させ、姿勢を正しく保つために重要です。転倒予防にも繋がり、安全な遊びや運動をサポートします。
遊び
一本足で立つ、バランスボードに乗る
運動
体操、ヨガなど
柔軟運動
柔軟運動は、関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を高めます。ケガ予防にもなり、成長期の体の柔軟性を維持するのに役立ちます。
遊び
タオルで引っ張り遊び、ストレッチ
運動
体操、ダンスなど
筋力トレーニング
筋力トレーニングは、筋肉を強くし、骨を丈夫にするのに役立ちます。運動能力の向上だけでなく、姿勢の改善にも繋がります。
遊び
かけっこ、うんてい、鉄棒
運動
自重運動(腕立て伏せ、スクワットなど)
協調性運動
協調性運動は、目と手の協調性、左右のバランス感覚などを養います。様々なスポーツや遊びを楽しむ上で、重要な能力です。
遊び
ボール遊び、キャッチボール、積み木
運動
ダンス、武道
◎ポイント
遊び感覚で
運動が楽しくなるような工夫をしましょう。
無理のない範囲
子どもに合わせて、負荷や回数を調整しましょう。
継続することが大切
毎日少しずつでも良いので、継続して運動する習慣を身につけましょう。
☆ご自身の子供の体力や発達段階に合わせて、運動メニューを選んであげてください。
☆運動に関する疑問点や、お子様の状態について心配なことがあれば、専門医やリハビリテーション専門職(理学療法士など)にご相談ください。
最後に
お子様の成長を願い、元気に運動をさせることはとても重要なこと。
ですが、頑張れば怪我は付き物です。もし怪我などでお困りなことがあれば、いつでもご相談ください。子どもたちが元気に活動できるよう、日々丁寧な診察と適切な治療提案を心がけております。
このコラムが、保護者の方々や教育関係者の方々にとって、子どもの成長の理解を深める一助となれば幸いです。子どもたちが健やかに成長できるよう、皆でサポートしていきましょう。
smile and support by 松井整形外科