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2024.11.21

コラム

体重より体脂肪率が大事

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「体脂肪率」についてです。

様々な理由でダイエットや減量を目標にされている方も多いと思います。そこで意識をしていただきたいことが、体重の数値より体脂肪率を意識していただきたい、という点です。

その理由をなるべく簡単に解説していきたいと思います。

 

筋肉と脂肪

同じ体重でも、筋肉が多い人と脂肪が多い人では見た目はもちろん、健康状態が大きく異なります。

体重だけでは、筋肉量と脂肪量のバランスが分からないため、健康状態や見た目についての十分な情報を得ることができません。そこで意識すべきは体脂肪率となります。

 

 

体脂肪率とは?

体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合のことです。あくまで概算ですが、体重が50kgの人がいて、そのうち5kgが脂肪だとすると、体脂肪率は10%ということになります。体脂肪率はご家庭用の 体組成計を使えば、簡単に測ることができます

 

 

なぜ筋肉は多い方が良いのか?体脂肪率が低い方が健康的な5つの理由

基礎代謝の向上

筋肉は活動するためのエネルギーを常に必要とするため、基礎代謝(安静時の消費カロリー)を高めます。基礎代謝が高いほど、太りにくい体質になります。

脂肪燃焼効果

筋肉は活動中に脂肪もエネルギー源として利用するため、脂肪燃焼を促進します。

ホルモンバランスの改善

筋肉は様々なホルモンの分泌に影響を与え、代謝を活性化させたり、脂肪燃焼を促したりします。

生活習慣病のリスク低下

高い体脂肪率は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高めます。筋肉量を増やし、体脂肪率を下げることで、これらのリスクを軽減できます。

見た目の改善

筋肉量が増えると、引き締まった体になり、見た目がよくなります。自信にもつながり、QOLの向上にも繋がります。

 

 

体脂肪率が高いことの具体的なリスク

生活習慣病リスクの上昇

前述の通り、糖尿病、高血圧、脂質異常症などのリスクが高まります。

内臓脂肪型肥満のリスク

内臓脂肪は、生活習慣病のリスクを特に高めるため、注意が必要です。

関節への負担増

過剰な体重は、関節への負担を増やし、痛みや変形を引き起こす可能性があります。

心疾患のリスク上昇

高い体脂肪率は、心臓に負担をかけ、心疾患のリスクを高めます。

代謝低下

体脂肪が多いと、基礎代謝が低下し、太りやすい体質になります。

 

 

体脂肪率を改善するための食事と運動の工夫

食事

・高タンパク質:
筋肉の材料となるタンパク質を積極的に摂取しましょう。肉、魚、大豆製品などがおすすめです。

・低糖質
糖質は過剰摂取すると脂肪に変わってしまうため、摂取量を控えめにしましょう。

・食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整え、血糖値の上昇を抑制する効果があります。

・バランスのよい食事
三食バランスよく食べ、間食は控えめにしましょう。

 

運動

・有酸素運動
ウォーキング、ジョギング、水泳など、長時間続けられる有酸素運動は脂肪燃焼に効果的です。

・無酸素運動
筋トレは、筋肉量を増やし、基礎代謝を上げる効果があります。

・継続的な運動
週3~4回ほど、継続して運動することが大切です。

 

 

まとめ

体脂肪率は、健康状態を測る重要な指標の一つです。筋肉量を増やし、体脂肪率を下げることは、様々な健康メリットがあります。バランスの取れた食事と適度な運動を心掛け、健康的な体を目指しましょう。

より詳しい情報はいつでもお気軽にご連絡、ご相談ください。

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