2024.11.11
コラム
腰痛について
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は改めて「腰痛」についてです。腰痛には様々な原因が考えられます。
当院では、腰痛に関する様々なご相談に対応しております。腰痛の原因は様々ですが、整形外科的な疾患が原因となっているケースも少なくありません。今回は、腰痛の原因となる代表的な整形外科的疾患とその症状、そして日頃の対策についてご紹介します。
過去コラム☟
⇒何でこんなに腰が痛い?受診すべき状態9選とよくある整形外科的な原因疾患【腰痛】
腰痛の原因となる6つの整形外科的疾患
整形外科的な疾患では、下記の疾患を疑います。いずれも早期治療が経過を良好にします。
椎間板ヘルニア
・症状
腰痛に加え、お尻や太ももに痛みや痺れが走る。咳やくしゃみで痛みが悪化する。
・原因
椎間板というクッションの役割をする部分が飛び出して、神経を圧迫するため。
腰部脊柱管狭窄症
・症状
歩くと痛みや痺れが出るが、休むと楽になる(間歇性跛行)。長時間座っているのも辛い。
・原因
脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されるため。
椎間関節炎
・症状
腰の奥底からくる鈍痛。特定の姿勢で痛みが悪化する。
・原因
椎骨の間にある関節の炎症。
仙腸関節炎
・症状
お尻や腰の深いところの痛み。体重がかかると痛みが強まる。
・原因
仙骨と腸骨の間にある関節の炎症。
腰椎分離症・すべり症
・症状
腰の痛み、重だるさ。
・原因
腰椎の骨の一部がはがれる(分離症)またはずれる(すべり症)ことで起こる。
筋・筋膜性腰痛
・症状
腰の筋肉やその周囲の組織に痛みやコリを感じる。特定の動作で痛みが増強する。
・原因
姿勢が悪い、同じ姿勢を長時間続ける、運動不足などが原因となる。特定の画像検査上は問題はなく、問診や身体診察で診断。
過去コラム☟
⇒腰痛 筋肉が原因!?筋・筋膜性腰痛を解説
当院では
当院では診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。
治療においても、お薬の処方、関節注射、リハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法などその人、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
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日頃の対策
正しい姿勢を保つ
デスクワークや立ち仕事をしている方は、こまめな休憩とストレッチを心がけましょう。
バランスの取れた食事
カルシウムやビタミンDを積極的に摂取しましょう。
適度な運動
ウォーキングや水泳など、体に負担をかけない運動を習慣化しましょう。
体重管理
肥満は腰への負担を増やすため、適正体重を維持しましょう。
冷え対策
冷えは筋肉を硬くさせ、痛みを悪化させることがあります。
ストレス解消
ストレスは自律神経のバランスを崩し、痛みを悪化させることがあります。
まとめ
腰痛の原因は一つとは限りません。症状や日常生活での注意点などを総合的に判断し、適切な治療を受けることが大切です。もし既に腰痛でお悩みでしたら、お近くの整形外科を受診し、専門医に相談することをおすすめします。
本コラムが皆さまの健康の一助となれれば幸いです。
smile and support by松井整形外科