2024.08.29
コラム
誰もが手軽に始められる!日常に溶け込むストレッチ!
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は、「ストレッチ」についてです。実はストレッチの効果は運動前や運動後で目的が異なります。また、日々の生活動作の改善など多種の効果があります。
今回は、ストレッチの重要性や効果などを知り、ストレッチが日常的な習慣となることを目指していただければと思います。
この記事を書いている筆者は、リハビリテーション専門職として歴16年、トレーニング歴6年の経歴で、現在も毎日リハビリテーションを実施しています。今回もこういった筆者が解説していきます。
誰もが手軽に始められる!日常に溶け込むストレッチ!
ストレッチの重要性
ストレッチは、日常の動作をスムーズにするだけでなく、体の柔軟性を高め、ケガのリスクを軽減する効果があります。特に、デスクワークや長時間同じ姿勢でいることが多い現代人にとって、ストレッチは欠かせない健康習慣と言えます。
なぜストレッチが大切なのか?
・筋肉の柔軟性向上
筋肉が柔軟になると、関節の可動域が広がり、体の動きがスムーズになります。
・血行促進
筋肉が伸び縮みすることで、血行が促進され、疲労回復や筋肉痛の予防に繋がります。
・関節の可動域拡大
関節の動きが良くなり、体の柔軟性が向上します。
・リラックス効果
ストレッチは、心身をリラックスさせる効果があり、ストレス軽減にも繋がります。
・ケガの予防
筋肉の柔軟性が向上することで、運動中のケガのリスクが減ります。
ストレッチの基本
・準備
暖かい場所で、リラックスできる服装で行いましょう。
・呼吸
ストレッチ中は、ゆっくりと深呼吸を行いましょう。
・痛みを感じたら
痛みを感じたら、無理せずその動作をやめましょう。
・回数
各ストレッチを10~15秒間、3~5回繰り返しましょう。
主なストレッチ3種類
ストレッチには、大きく分けて3つの主なタイプがあります。それぞれの特徴や目的が異なるため、目的に合わせて使い分けることが大切です。
静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
・特徴
筋肉をある一定の長さまで伸ばし、その姿勢を保持するストレッチ。
・目的
筋肉の柔軟性を高め、リラックス効果をもたらします。運動後や就寝前に行うのが一般的です。
・例
足を前に伸ばし、つま先を掴んでゆっくりと引き寄せる。 両手を後ろで組み、ゆっくりと上体を反らす。
動的ストレッチ
動的ストレッチには、さらにいくつかの種類があります。
◇ダイナミックストレッチ
・特徴
大きな振幅で体を動かすことで、関節の可動域を広げ、心拍数を上げるストレッチ。
・目的
ウォーミングアップに最適で、運動前の準備運動として行われます。
・例
腕を大きく振る、腿上げ、スクワット
◇バリスティックストレッチ
・特徴
反動を利用して筋肉を最大限に伸ばすストレッチ。
・目的
柔軟性を高める効果がありますが、怪我のリスクも高いため、上級者向けです。
・例
足を高く上げ、手で掴んでさらに上に引き上げる
筆者が普段参考にしている動画をご紹介させていただきます。ご自身のペース(速さ)で行ってみてください。とてもわかりやすく面白いです。 ※『参考』ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】
プロプライオセプティブ神経筋促進法(PNF)
・特徴
筋肉をある程度伸ばした状態から、さらに伸ばそうとする抵抗と、その抵抗に逆らう動作を繰り返すストレッチ。
・目的
筋肉の柔軟性と協調性を高める効果があります。
・例
パートナーやリハビリテーション専門職に協力してもらうことで行うことが多いです。
それぞれのストレッチを選ぶポイント
・ 運動前
ダイナミックストレッチがおすすめです。筋肉を温め、関節の可動域を広げることで、運動中のケガのリスクを減らします。
・運動後
静的ストレッチがおすすめです。筋肉の緊張を解き、疲労回復を促します。
・柔軟性向上
すべてのストレッチに効果がありますが、静的ストレッチやPNFが特に効果的です。
・リラックス
静的ストレッチがおすすめです。心身をリラックスさせ、睡眠の質向上にも繋がります。
ストレッチの注意点
・ 無理のない範囲で
痛みを感じたら無理せず、ゆっくりと行いましょう。
・毎日続ける
ストレッチの効果を実感するためには、毎日継続することが大切です。
・専門職のアドバイス
慢性的な痛みがある場合は、医師やリハビリテーション専門職に相談が必要です。
ストレッチを習慣化するためのコツ
好きな音楽を聴きながら
好きな音楽を聴きながらストレッチをすることで、楽しく続けられます。
テレビを見ながら
テレビを見ながら簡単なストレッチを取り入れるのもおすすめです。
家族や友達と一緒に行う
みんなで一緒にストレッチをすることで、モチベーションを維持できます。
まとめ
ストレッチは、忙しい毎日を送る私たちにとって、健康維持に不可欠な習慣となります。この記事で紹介した知識をもとに、ぜひストレッチを日常生活に取り入れてみてください。
また、ストレッチの種類は目的や状況によって使い分けることが大切です。それぞれのストレッチの特徴を理解し、自分に合った方法でストレッチを取り入れて、健康な体を維持しましょう。
smile and support by松井整形外科