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2024.07.25

コラム

【ロコモ】今からでも遅くない!ロコモティブシンドロームとは?

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は、今からでも遅くない!「ロコモティブシンドローム」についてです。

この記事を書いている筆者は、リハビリテーション専門職として歴16年、トレーニング歴6年の経歴で、現在も毎日リハビリテーションを実施しています。今回もこういった筆者が解説していきます。

 

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ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、運動器の障害により要介護になるリスクが高まる状態を指します。

運動器とは、関節筋肉靭帯など、運動を支える構造体の総称です。

ロコモの進行は生活の質(QOL)の低下を招き、自分らしい生活が難しくなる場合があります。ぜひ今回の内容を参考していただき、『動ける身体』を維持していきましょう。

ロコモの主な原因

  1. 筋力低下: 年齢とともに筋肉量が減少し、筋力が低下します。
  2. 関節の硬化: 関節の柔軟性が失われ、動きが制限されます。
  3. 骨密度の低下: 骨粗鬆症などにより、骨がもろくなります。
  4. 運動不足: 定期的な運動をしないことで筋力や柔軟性が維持されません。
  5. 不適切な生活習慣: 栄養バランスの悪い食事や過度な飲酒、喫煙などが影響します。

 

日頃の対策7選

  1. 定期的な筋力トレーニング

    週に少なくとも2回の筋力トレーニングを行いましょう。スクワット(屈伸運動)や踵上げ運動など、自分の体重を使った運動が効果的です。

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  2. 柔軟性を保つストレッチ

    毎日のストレッチを習慣にしましょう。特に、股関節や肩甲骨周りの柔軟性を高めるストレッチが重要です。

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  3. バランス訓練

    バランスを鍛える運動を取り入れましょう。片足立ちヨガ、太極拳などが効果的です。バランス能力を高めることで、転倒のリスクを減少させます。

  4. 骨密度を高める食事

    カルシウムビタミンDが豊富な食事を心がけましょう。牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、きのこ類などが良い選択です。

  5. 適度な有酸素運動

    散歩やジョギング、水泳(水中ウォーキングも含め)などの有酸素運動を日常に取り入れましょう。有酸素運動は心肺機能を高め、全身の血行を促進します。

  6. 姿勢の改善

    正しい姿勢を意識し、日常生活で実践しましょう。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用時には、背筋を伸ばし、肩周辺をリラックスさせることが重要です。

  7. 定期的な健康チェック

    定期的に医師の診察を受け、骨密度筋力の状態をチェックしましょう。早期発見と適切な対応が、ロコモの進行を防ぐ鍵です。

 

日本整形外科学会のホームページ内ではロコモティブシンドロームの解説に加え、「ロコモ度テスト」などがチェック出来ますので、ぜひご一読ください。

日本整形外科学会 ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは ☜クリック

※日本整形外科学会トップ/一般の方へ/ロコモティブシンドローム(ロコモ) 2024.7.23

 

まとめ

ロコモティブシンドロームは、運動器の機能低下により自立した生活が困難になるリスクを高めます。

日頃から筋力トレーニングやストレッチ、バランス訓練、適度な有酸素運動を取り入れ、骨密度を高める食事を心がけることが重要です。

当院としても、何事も症状が重度化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。

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