2024.05.02
コラム
ぎっくり腰とは？原因・症状・対策を解説
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は、よく耳にする『ぎっくり腰』について簡単に解説します。
読者の疑問
・ぎっくり腰ってなに？
・ぎっくり腰になったかもしれない！どうしたらいい！？
こういった疑問、お悩みにお答えします。
この記事を書いている筆者は、リハビリテーションの国家資格である作業療法士として15年の経験を持ち、現在も毎日リハビリテーションを実施しています。今回もこういった筆者が解説していきます。
ぎっくり腰とは？原因・症状・対策を解説
ぎっくり腰とは？
ぎっくり腰（ぎっくりこし）は、急激な体の動きや不適切な姿勢が原因で、腰に痛みや違和感を引き起こす症状です。正式には急性腰痛症とも呼ばれ、腰椎の筋肉や靭帯の緊張や損傷によって引き起こされます。一般的には、急に重いものを持ち上げたり、激しい運動をしたりする際に発症することが多いです。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の主な原因は次のようなものが挙げられます。
急激な動作
突然の重い物の持ち上げや激しいスポーツなど、腰に大きな負担がかかる動作が原因となることがあります。
姿勢の乱れ
長時間同じ姿勢を続けることや、正しい姿勢を保てない状態での作業が続くことが、ぎっくり腰のリスクを高めます。
筋力不足
腰回りの筋肉が十分に鍛えられていない場合、腰に負担が集中しやすくなります。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の主な症状には以下があります。
急な腰の痛み
突然、腰や腰周辺に鋭い痛みが走ることがあります。
腰部の硬直感
腰の周りの筋肉や関節が硬直して、普段の動きが制限されることがあります。
立ち上がりや歩行の困難
腰の痛みや硬直感が強いため、立ち上がることや歩くことが困難になることがあります。
ぎっくり腰かと思ったら
普段感じたことのない強い痛みがある場合、なるべく早い行動が重要。お近くの整形外科を受診して正しい診断を受けることをお勧めいたします。
腰痛にはぎっくり腰の症状だけでなく、様々な病気の症状として現れる可能性もあります。重大な原因に対して手遅れにならないように注意する必要があります。
腰痛については下記のコラムで詳しく解説していますので、気になる方はご一読ください。
過去コラム👇
何でこんなに腰が痛い？受診すべき状態9選とよくある整形外科的な原因疾患【腰痛】☜クリック
また日本整形外科学会のホームページにも『ぎっくり腰』の説明がされています👇
日本整形外科学会 一般の方へ 症状・病気を調べる 「ぎっくり腰」☜クリック
最後に
ぎっくり腰は急な痛みや不快感を引き起こすだけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があるため、予防に努めることが重要です。正しい姿勢の維持や適切な運動、筋力トレーニングなどを行い、腰への負担を軽減しましょう。
また当院としても、症状が重度化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。
smile and support by 松井整形外科