2023.09.14
コラム
筋肉をつけるためのおススメ食材7選【リハビリと栄養】

こんにちは。
愛知県安城市にある 松井整形外科 です。
今回は「筋肉とタンパク質の関係」について、リハビリやトレーニングを頑張る方に向けてわかりやすく解説します。
こんなお悩みはありませんか?

リハビリで運動をしているけど、「食事も大切」と言われた
筋肉にはタンパク質が必要と聞くけど、何を食べたらいいの?
どのくらいの量を摂れば効果的なの?
こういった疑問に、リハビリ国家資格を持つ作業療法士・パーソナルトレーナーの立場からお答えします。
内容
・筋肉がつく仕組みと食事の関係
・リハビリ専門職が選ぶ!良質なタンパク質食材7選
・1日に摂りたいタンパク質の目安量
・忙しくても続けられる工夫とポイント
筋肉は「運動 × タンパク質」で作られる

筋肉は「運動による刺激」と「食事による栄養補給」の両方で成長します。
- 筋肉に負荷を与える(筋トレ・リハビリ運動など)
- ホルモンが分泌され、筋肉の修復・合成が始まる
- タンパク質(アミノ酸)が材料となり、筋肉を作る
つまり、どんなにトレーニングを頑張っても、材料(タンパク質)が足りなければ筋肉は作られません。特に「必須アミノ酸」は体内で作ることができないため、食事から摂取することが絶対に必要です。
良質なタンパク質を含むおすすめ食材7選

リハビリ専門職でもある筆者が実際に食べている、バランスの良いタンパク質食材をご紹介します。どれも「必須アミノ酸」が豊富で、筋肉作りに役立つものばかりです。
① 卵(鶏卵)
最も手軽で栄養価の高い万能食材。1日1〜2個を目安に、白身+黄身を一緒に食べるのが理想です。
② 魚(あじ・マグロ・鮭など)
良質なタンパク質に加えて、DHA・EPAといった不飽和脂肪酸も豊富。これらは中性脂肪を減らし、血流を良くする効果があります。刺身や焼き魚で手軽に。
③ 鶏肉(ムネ肉・ささみ)
低脂質・高タンパクの代表格。脂身が少なく、ダイエットやリハビリ中の方にもおすすめ。鶏ハムやスープにすると食べやすいです。
④ 牛肉
タンパク質に加えて、鉄分・亜鉛も豊富。亜鉛は筋肉の合成を助ける栄養素です。脂質が多めなので、赤身中心に選びましょう。
⑤ 豚肉
ビタミンB1が豊富で、疲労回復や代謝アップに役立ちます。脂身は控えめにして、野菜と組み合わせるのがポイント。
⑥ 大豆製品(納豆・豆腐など)
植物性タンパク質で、消化がゆるやか&腹持ちが良いのが特徴。さらに、イソフラボンがホルモンバランスを整える効果も。
⑦ ブロッコリー
野菜の中でも高タンパクで、ビタミンC・K・カリウムなど栄養バランスが抜群。加熱しすぎず「さっと茹でて」食べるのが栄養を逃さないコツです。
1日に摂りたいタンパク質の量

タンパク質は「一度にたくさん」よりも「こまめに分けて」がポイントです。
1回の目安量
食事1回あたり 20〜30g 程度が理想。
(例:ゆで卵2個+鶏ムネ肉100g+納豆1パック で約30g)
1日の目安量
体重1kgあたり
- 一般の方:1g(体重60kg → 60g)
- 運動をしている方:1.5〜2g(体重60kg → 90〜120g)
まずは1日60g前後を目標に、朝・昼・夕でバランス良く摂るよう意識しましょう。
忙しくても続けられる工夫

「料理するのが大変…」という方も大丈夫です。最近のコンビニには、高タンパク食品が充実しています。
- サラダチキン
- ゆで卵
- 焼き魚パック
- ちくわやツナ缶
どれも手軽に摂れる優秀食材です。また、レシピサイト(例:COOKPAD)で「高タンパク レシピ」と検索すれば、簡単なメニューがたくさん見つかります。
まとめ

筋肉を育てるには、「運動 × タンパク質 × 継続」が大切です。年齢に関係なく、筋肉は何歳からでも成長します。
- リハビリ中の方
- 健康的な体づくりを目指す方
- 介護予防として運動を続けている方
すべての方にとって、「食事」は体を作る大切なリハビリの一部です。
もし、「運動したいけど腰や膝が痛くて不安」という方は、ぜひご相談ください。
松井整形外科では、“早期改善と予防”のために今必要な医療を提案し、地域の皆さまの健康をサポートしています。