2025.12.18
コラム
【骨粗しょう症・骨密度低下が膝の痛みを悪化させる?】 ―「年齢のせい」「変形性膝関節症だけ」だと思っていませんか―

安城市・西尾市・刈谷市・知立市・高浜市周辺で膝痛にお悩みの方へ
こんにちは。
愛知県安城市の 松井整形外科 です。
「膝が痛い=変形性膝関節症」そう思われている方はとても多いですが、実はそれだけではありません。
実は「骨粗しょう症」「骨密度の低下」が関係して膝の痛みが強くなっているケースです。
目次
1.骨粗しょう症は「骨折だけの病気」ではありません
2.なぜ骨密度が下がると膝が痛くなるのか?
3.こんな膝の痛みは骨粗しょう症が関係しているかも
4.膝痛+骨密度低下を放置すると起こる悪循環
5.松井整形外科で行う原因究明と検査
6.骨と膝を同時に守る治療とリハビリ
7.まとめ:膝の痛みこそ、骨密度チェックを
1|骨粗しょう症は「転んで骨折する病気」だけではない

骨粗しょう症というと、「転んで骨折する高齢者の病気」というイメージを持たれがちです。
しかし実際には、
- 骨がスカスカになる
- 骨の中の“支える力”が弱くなる
- 関節にかかる衝撃を吸収できなくなる
といった変化が、日常動作の痛みに直結します。
👉 骨粗しょう症は“痛みを引き起こす病気”でもあるということです。
2|なぜ骨密度が下がると「膝」が痛くなるのか?

膝関節は、
- 大腿骨(太ももの骨)
- 脛骨(すねの骨)
という“骨の土台”の上に成り立っています。
骨密度が低下すると…
- 骨が衝撃を吸収できない
- 関節面に負担が集中
- 軟骨や半月板が傷みやすくなる
結果として、同じ動きでも膝に痛みが出やすくなるのです。
特に女性は、閉経後に骨密度が急激に低下しやすく、「レントゲンでは変形が軽いのに膝が痛い」というケースが少なくありません。
3|こんな膝の痛みは「骨粗しょう症」が関係しているかも

次のような症状がある方は要注意です。
朝の立ち上がりで膝がズキッと痛む
歩き始めが一番つらい
レントゲンでは「年相応」と言われたが痛みが強い
湿布や痛み止めが効きにくい
背中が丸くなってきた・身長が縮んだ
過去に骨密度を測ったことがない
これらは、「膝の問題」+「骨の弱さ」が重なっているサインかもしれません。
4|膝痛+骨密度低下を放置すると起こる悪循環

・膝が痛い
→ 動かなくなる
→ 筋力低下
→ 骨への刺激が減る
→ さらに骨密度が下がる
→ 転倒リスク増加
この悪循環が続くと、
- 転倒、骨折
- 要支援、要介護
- 外出が怖くなる
といった生活の質の低下につながります。
だからこそ、膝の痛みがある時点で骨の状態も一緒に考えることが重要です。
5|松井整形外科で行う「膝×骨」の原因究明

松井整形外科では、「膝だけ」「骨だけ」ではなく、体全体を見て評価します。
画像検査
- レントゲン:膝関節の変形、骨の状態
- CT:骨構造をより詳しく確認
- エコー:靱帯、筋肉、炎症の評価
- MRI(必要時):軟骨、半月板、骨内部の変化
骨密度評価(必要時)
- 骨粗しょう症の有無
- 将来の骨折リスク
→ 痛みの“本当の原因”を明確にすることが治療の第一歩です。
6|骨と膝を「同時に守る」治療が当院の強み

松井整形外科では、原因に応じて
● お薬処方
- 骨粗しょう症治療薬
- 膝の炎症を抑える薬
- 痛みを抑えつつ動ける体づくり
● お注射治療
- 膝関節注射
- 状態に応じた疼痛コントロール
● リハビリテーション(非常に充実)
- 理学療法士(PT)
- 作業療法士(OT)
- 言語聴覚士(ST)在籍
外来リハビリだけでなく、入院・通所リハビリ・訪問リハビリまで対応可能です。
👉 「膝を守る運動」と「骨を強くする刺激」を両立したリハビリが行えるのが当院の大きな強みです。
7|まとめ:膝が痛い人こそ、骨密度をチェックしてください

膝の痛みは、関節だけの問題とは限りません。
- 痛みが長引く
- 変形が軽いのに痛い
- 年齢だからと諦めている
そんな方ほど、骨粗しょう症・骨密度低下が隠れている可能性があります。
安城市・西尾市・刈谷市・知立市・高浜市周辺で膝の痛みや骨の不安がある方は、ぜひ一度、松井整形外科へご相談ください。
松井整形外科|安城市
― 膝も、骨も、これからの生活も一緒に守ります ―