2025.11.24
コラム
【転ぶ人の歩き方 vs 転ばない人の歩き方】〜安城市の松井整形外科が解説〜

こんにちは。
愛知県安城市の 松井整形外科 です。
「最近つまずきやすい…」「歩くスピードが落ちた気がする」
そんな小さな変化は、“転びやすい歩き方”が始まっているサインかもしれません。
実は、転ぶ人と転ばない人には、歩き方に明確な違いがあります。今回は、整形外科の視点から、今日から意識できるポイントをわかりやすくまとめました。
◆目次
転びやすい人に共通する歩き方のクセとは?
転ばない人が自然とやっている歩き方の特徴
つまずきやすさを放置すると何が起こる?(ロコモ・フレイルとの関係)
今日からできる“転ばない歩き方”の練習法
転倒リスクを感じたら整形外科で行うべき検査・治療
松井整形外科での診断と治療
1転ぶ人の歩き方に共通する「4つのクセ」

歩幅が小さく、チョコチョコ歩きになる
歩幅が小さいと、
- つま先が上がりにくい
- ちょっとした段差につまずきやすい
- 体重移動が不安定
「すり足」になっている場合は注意が必要です。
体が前に倒れた“前のめり歩行”
背中が丸くなり、視線が下だけになると、
- 障害物に気づくのが遅れる
- 重心が前に行き、バランスを崩しやすい
- 下肢筋力がさらに低下
左右どちらかに体が揺れる
「ふらつく感じがある」「片足に乗れない」という方
- 中殿筋(骨盤を支える筋肉)の低下
- 下肢のバランス機能低下
横揺れは転倒リスクを大きく上げます。
腕を振っていない
- 腕は“バランスを取るためのカウンターウェイト”
- 振らない歩き方は身体が安定せず、つまずいた瞬間に踏ん張れない
2転ばない人が自然とやっている歩き方

歩幅が広く、つま先がしっかり上がっている
姿勢がまっすぐで、視線はやや前
片足立ちが1〜2秒できる
腕を軽く振る
3つまずきやすさを放置するとどうなる?

つまずき・歩きにくさは、ロコモ(運動器症候群) や フレイル の“最初の症状”として現れることがあります。
- 膝痛、腰痛の増悪
- 転倒 → 骨折 → 生活レベル低下
- 「歩くのが不安」で活動量がさらに減る
- 要介護リスクの上昇
これらの危険も想定されます。
4今日からできる「転ばない歩き方」練習法

歩く前に一呼吸。自分の姿勢を確認する
頭が天井から引っ張られている様な感覚で、姿勢良く。
いつもより“半足分”広く歩幅をとる
いきなり大きくしようとすると疲れるため、「ほんの少し」歩幅を広げるイメージでOK。
つま先を軽く上げることを意識する
足首の可動域が変わり、つまずき予防につながります。
視線は2〜3m先を見る
周囲の情報をキャッチしやすくなり、前のめりも改善。
腕を軽く振る
特に女性は小さくなりがちなので、やや大きめを意識すると歩きやすくなります。
5転倒リスクを感じたら…整形外科で何ができる?

転倒に繋がるかもしれない病気や怪我がないか、原因をしっかりと見極めます。原因の病気や怪我に対して、下記のような評価を行います。
歩行分析(歩き方の癖を確認)
筋力・バランス検査
姿勢・骨盤の歪みチェック
理学療法士等による個別リハビリ
自宅でできる転倒予防トレーニング指導
転倒は「予防できるケガ」です。特に“最近つまずく”と感じている方こそ、早めの受診が効果的です。
6松井整形外科での診断と治療

当院では問診、診察、レントゲン検査、必要に応じてMRI・エコー検査などを組み合わせ、転倒に繋がる病気や怪我の原因を正確に評価します。
治療例
・お薬の処方
・関節注射
・リハビリや運動指導
(徒手療法・運動療法・物理療法)
⭐様々な方法を組み合わせ、患者様それぞれの症状に応じた最適な治療方法を提案しています。
アクセス・診療曜日
📍 愛知県安城市法連町8番地11
🚗 駐車場53台完備
🚃JR安城駅より徒歩約10分/名鉄南安城駅より徒歩約5分
🚌名鉄バス 松井整形前より徒歩約1分/あんくるバス 松井整形前より徒歩約1分
🏥予約不要
📅月曜~土曜(※木曜、土曜も診療あり)
つまずきや歩き方が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
▶ 松井整形外科|安城市|腰痛・膝痛・転倒予防・リハビリ対応