2025.07.28
コラム
【肩の激痛にご注意】石灰沈着性腱板炎について
突然の肩の激痛、「石灰沈着性腱板炎」かもしれません
こんにちは。
松井整形外科(愛知県安城市)です。
夜中に突然肩が激しく痛み出し、動かせなくなる…
そんな経験はありませんか?「四十肩や五十肩かな」と思って放っておくと、思わぬ病気が隠れていることも。
その代表的なもののひとつに、石灰沈着性腱板炎があります。
石灰沈着性腱板炎とは?
石灰沈着性腱板炎は、肩の腱板(けんばん)にカルシウム(石灰)が沈着して炎症を起こす病気です。特に40〜50代の女性に多く見られますが、男性にも起こることがあります。
石灰が沈着することで、突然の激しい肩の痛み(夜間痛が多い)や可動域制限(肩が動かない)が出現し、日常生活へも影響します。
主な症状
突然の激しい肩の痛み
夜間痛(特に夜〜明け方にかけて痛みが強くなる)
腕が上がらない・肩が動かしづらい
肩に熱感や腫れを伴うことも
似た症状として「五十肩(肩関節周囲炎)」がありますが、石灰沈着性腱板炎は急性に発症し、痛みが非常に強いのが特徴です。
診断と検査
松井整形外科では、次のような方法で診断を行います。
レントゲン検査:石灰の沈着を確認
超音波検査(エコー):腱の状態や石灰の位置を詳しく評価
MRI検査(必要に応じて)
治療法
症状の程度や患者さまの状態に応じて、以下の治療法を提案することが多いです。
基本は保存療法
痛み止めの内服・湿布
お注射での治療(ステロイドなど)
物理療法(温熱療法など)
肩周囲のリハビリテーション
石灰沈着性腱板炎の予防と注意点
肩の使い過ぎを避ける
軽いストレッチで肩の柔軟性を保つ
早めに整形外科を受診する
松井整形外科では、肩の痛みに幅広く対応しています
肩の痛みは放置すると悪化することもあります。夜間の激しい肩の痛み、腕が動かない、湿布でも治らない…そんな症状がある方は、早めの受診をおすすめします。
松井整形外科では、丁寧な診察や検査、治療方法の提案などサポート体制を整え、いつでもご相談が可能です。
よくある質問(Q&A)
Q. 石灰は自然に治りますか?
A. 軽症の場合は数週間〜数か月で自然吸収されることもありますが、痛みが強い場合は治療が必要です。
Q. 放っておいてもいいですか?
A. 強い炎症による関節拘縮(動きの制限)につながる可能性があるため、早期診断・早期治療が重要です。
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