2025.06.12
コラム
腰痛は正確な検査・評価が大切です
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回のテーマは「腰痛は正確な検査が大切」です。日頃から腰痛を感じている方、腰の痛みを改善したい方は是非参考にされてください。
腰痛は「原因の特定」がカギ
腰痛は、日本人の約8割が一度は経験すると言われるほど身近な症状です。しかし、その原因は人それぞれ。「湿布で様子を見よう」では、かえって悪化してしまうケースも少なくありません。
松井整形外科では、腰痛の根本原因を正確に把握するための医療的な検査・評価を丁寧に行い、患者様一人ひとりに合わせた治療方針を提案しています。
医師による問診と視診・触診
まず重要なのは、医師による丁寧な「問診(カウンセリング)」です。
【問診で確認するポイント】
・いつから痛みがあるか
・どのような動きで痛みが出るか
・痛みの性質(ズキズキ・重い・しびれなど)
・生活、仕事の中での負担
・過去の病気やけが
問診の後は、背中や腰の形、動きのスムーズさ、筋肉の張り具合などを視診・触診で確認します。
画像検査で体の内部を「見える化」
椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・すべり症・圧迫骨折など、骨や神経の異常が原因の腰痛もあります。そのため、必要に応じて以下のような画像検査を行います。
【主な画像検査】
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X線検査(レントゲン):骨のゆがみや変形、骨折の有無を確認
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MRI検査:神経や椎間板の状態を詳しく確認
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CT検査:詳細な骨の状態を3Dで把握
「レントゲンでは異常がなかったのに、痛みが続く…」という場合も、MRIで原因がはっきりすることもあります。
神経・筋力のチェック
腰の痛みが「しびれ」「足の力が入りにくい」など神経に関わる症状を伴う場合、神経学的な検査も行います。
【評価内容の例】
・足の筋力テスト(左右差の確認)
・感覚のチェック(触った感じが鈍くないか)
・腱反射の異常(神経圧迫のサイン)
このような検査により、どの神経が影響を受けているか、手術が必要な状態かも判断できます。
姿勢や動きの評価(リハビリ)
松井整形外科では、必要に応じてリハビリテーション専門職の理学療法士による「動作評価」や「姿勢チェック」も行います。
普段の歩き方、座り方、体の使い方のクセなどが、腰痛の原因となっている場合もあります。これにより、運動療法や姿勢指導などのリハビリメニューも患者様ごとに最適化できます。
腰痛を「根本から」改善するために
松井整形外科では、“なぜ腰が痛いのか”を明らかにすることを第一に考えています。原因がわかれば、適切な治療(運動療法・ブロック注射・お薬・装具など)を選ぶことができ、再発予防にもつながります。
放置せず、まずはご相談
「年のせいだから…」「仕事が忙しくて…」と我慢しているうちに、慢性化したり、治療が長引いたりすることもあります。少しでも気になる腰の痛みがあれば、お気軽に松井整形外科までご相談ください。
smile and support by松井整形外科