2025.06.02
コラム
50歳からのスポーツ、始める前に知っておきたい「健康とケガ」の話
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回のテーマは「50代以降の健康とケガ」です。
「健康のために運動を始めたい」、「体力の衰えを感じてきたので、なにか始めようと思って」
中高年期は、生活習慣病や筋力低下、骨粗しょう症などのリスクが高まる時期です。そのため、適度な運動を始めることは、非常に素晴らしい健康習慣です。ただし、注意点をおさえずに始めると、逆にケガや慢性痛を引き起こす可能性もあります。
なぜ「50代からの運動」は注意が必要なのか?
年齢とともに、誰にでも起こりうる身体の変化をご紹介。
筋力や柔軟性の低下する
関節の動きが硬くなる
骨がもろくなりやすい
バランス感覚の低下
このような変化に気づかないまま、若い頃と同じような運動量やフォームで運動を始めると、思わぬケガにつながることがあります。
中高年に多いスポーツによるケガとは?
50代以降でよく見られるケガには、以下のようなものがあります。
変形性膝関節症の悪化
長年の膝への負担が蓄積し、運動で炎症が悪化するケース。
アキレス腱断裂
急に走ったりジャンプした際に発生しやすく、回復に長時間かかります。
肩の腱板損傷
テニスやゴルフなどで腕を振る動作が続くと、肩を痛めやすくなります。
疲労骨折・圧迫骨折
特に骨密度が低下している方は注意が必要です。
運動を始める前に気を付けたいポイント
ウォーミングアップとストレッチは入念に
筋肉や関節の柔軟性を保つことで、ケガのリスクを大きく減らせます。
自分の体力に合った運動を選ぶ
ウォーキング、水中運動、ヨガ、軽い筋トレなど、負担の少ない運動がおすすめです。
無理は禁物、痛みが出たら中止を
少しの違和感でも我慢せず、早めに医師へ相談することをおすすめします。
定期的な健康チェックを
高血圧、糖尿病、骨粗しょう症などがある場合は、運動内容を慎重に選ぶ必要があります。
松井整形外科では、運動指導やリハビリも行っています
当院では、整形外科専門医による診察に加え、理学療法士などリハビリテーション専門職による個別リハビリプログラムの作成も行っております。
すでに関節に違和感や痛みを感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
smile and support by松井整形外科