2025.05.12
コラム
足首(足関節)の大切さ
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回の記事は、『足首(足関節)』がテーマです。
皆さんは、足首(足関節)が体の土台として、私たちの姿勢や歩行に非常に重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか?
足首のわずかな歪みや機能低下が、全身の姿勢の悪化や、膝、股関節、腰といった様々な部位の関節痛を引き起こす可能性があります。
足首の歪みが全身に影響する理由
私たちの体は、足首、膝、股関節、背骨へと積み木のように連なっています。この積み木の一番下にある足首のバランスが崩れると、その上に位置する関節や筋肉は、その歪みを補正しようと無理な動きを強いられます。
例えば、足首が内側や外側に傾いていると、歩くたびに膝や股関節は通常とは異なる方向に力が加わることになります。この状態が長く続くと、特定の関節や筋肉に過度な負担がかかり、炎症や痛みが生じやすくなります。
足首の歪みが引き起こす症状例
膝の痛み
足首の不安定さが、膝関節のねじれや負担を増大させることがあります。
股関節の痛み
膝と同様に、足首の歪みが股関節の動きを制限したり、過度な負担をかけたりすることがあります。
腰痛
足首の歪みによって骨盤の傾きが生じ、腰部の筋肉や関節に負担がかかることがあります。
肩や首の痛み
重心バランスの崩れが、肩や首の筋肉の緊張を引き起こすことがあります。
外反母趾や内反小趾
足指の変形は、足裏全体のバランスの崩れと関連していることがあります。
扁平足やハイアーチ
土踏まずのアーチの異常は、足首の機能不全と密接に関わっています。
疲れやすい
体全体のバランスが崩れると、無意識のうちに余計な力を使うため、疲れやすくなることがあります。
あなたの足首は大丈夫?簡単チェック
ご自身の足首の状態を簡単にチェックしてみましょう。
鏡の前に立ち、両足を肩幅に開きます。
正面から見て、くるぶしの高さが左右で異なっていないか確認します。
後ろから見て、アキレス腱がまっすぐ上に伸びているか確認します。
床に座り、両足を前に伸ばした状態で、足の指先が同じ方向を向いているか確認します。
もし、上記のような点で気になることがあれば、足首に歪みが生じている可能性があります。
松井整形外科でできること
松井整形外科では、足首の状態を詳しく評価し、必要に応じてレントゲン検査などを行います。診断に基づき、以下のような治療やアドバイスを行います。
運動療法
足首周りの筋肉を強化したり、柔軟性を高めたりするリハビリテーションを行います。
装具
足底板(インソール)などを用いて、足のアーチをサポートし、足首の安定性を高めます。
生活指導
正しい立ち方や歩き方、靴の選び方などをアドバイスします。
内服治療
炎症や痛みが強い場合には、内服薬や湿布などを使用することがあります。
早期のケアが大切です
足首のわずかな歪みも、放置しておくと全身の不調につながる可能性があります。
松井整形外科では、整形外科の専門医が丁寧に診察を行い、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案いたします。お気軽にご相談ください。
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