2025.03.03
コラム
【腰痛】チェックポイント5選
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回の記事は、『腰痛』がテーマです。
腰痛は早期の原因究明が大切です。その理由を、セルフチェックポイントを5選にまとめて解説しながら、お伝えしていきます。既に腰痛を感じている方は、是非参考にされてください。
【腰痛】セルフチェックポイント5選
今回ご紹介する症状等はあくまで可能性です。他の原因も症状によっては疑う必要もあります。まずは下記症状の有無を確認し、早期発見・早期改善の意識を高めていただければ幸いです。
安静時にも続く強い痛み、夜間に増強する痛み
これらの症状は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、感染症などが原因の場合があります。その他内臓系の病気の可能性もあるため早期の受診が大切です。
◎対策
・痛みが強い場合は、無理に動かず、楽な姿勢で安静に。
・市販の鎮痛薬を使用する場合は、用法・用量を守り、効果がない場合は使用を中止。
・痛みが続く場合は、我慢せずに整形外科を受診してください。
足のしびれや麻痺、力が入らない
これらの症状は、神経が圧迫されている場合に起こります。放置すると、症状が悪化し、歩行困難や排尿・排便障害につながる可能性があります。
◎対策
・しびれや麻痺がある場合は、無理に動かず、安静にしてください。
・症状が悪化する前に、早めに整形外科を受診してください。
発熱や体重減少、倦怠感などの全身症状を伴う腰痛
これらの症状は、感染症、内臓疾患、リウマチ性疾患などが原因の場合があります。特に、発熱を伴う腰痛は、感染症も可能性が高いため、注意が必要です。
◎対策
・安静にして、体を休めてください。・水分を十分に摂取し、脱水症状を防いでください。
・発熱や全身症状が続く場合は、内科や整形外科を受診してください。
転倒や事故などの外傷後に起こった腰痛
これらの腰痛は、骨折や靭帯損傷などが原因の場合があります。特に、高齢者の場合は、骨粗鬆症による圧迫骨折を起こしやすいので注意が必要です。
◎対策
・無理に動かず、安静にしてください。
・患部を冷却し、腫れや痛みを軽減してください。
・できるだけ早くお近くの整形外科を受診し、適切な検査と治療を受けてください。
排尿・排便障害を伴う腰痛
これらの症状は、馬尾症候群の可能性があります。馬尾症候群とは、腰部脊柱管狭窄や腰椎椎間板ヘルニアなどで、馬尾神経が圧迫されることで起こる疾患です。馬尾神経は、膀胱や直腸の機能をコントロールしているため、圧迫されると排尿・排便障害が起こります。
◎対策
・早急な治療が必要なことが多いため、迷わず医療機関を受診してください。
◎当院では
ちなみに、当院では診察やレントゲン等で腰痛の状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。
治療においても、お薬の処方、理学療法士によるリハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法など、症状に応じた治療プログラムを提案しています。
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まとめ
腰痛の原因は、骨や筋肉などが原因となる整形外科的な要因はもちろんですが、実は感染症や内臓疾患など早期に受診すべき原因が隠れていることもあります。
今回ご紹介している症状が確認できる場合は、自己判断せずに、早めにお近くの整形外科を受診されることをお勧めします。早期の診断と治療が、症状の悪化を防ぎ、早期回復につながります。
smile and support by松井整形外科