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2023.08.03

コラム

膝の痛み 悪化させないために知っておきたい3つのこと【膝痛】

こんにちは、松井整形外科です。
今回は、膝の痛みについて書きました。

■読者の悩み
・何でこんなに痛いの?膝の痛みの原因ってなに?
・改善や予防の為に取り組める対策や工夫はある?
・困った時はどこに相談すべき?

このようなお悩み、疑問にお答えします。

※膝痛以外の症状に不安がある方はこちらもチェック

本記事の内容
1.膝の痛みの主な原因、まとめました
2.自分で出来る生活上の対策ポイントとセルフケア
3.接骨院と整形外科のどっちに相談すべきか

この記事を書いている僕は、リハビリテーションの国家資格である作業療法士として歴15年。
現在も、現役で毎日リハビリテーションを実施しています。

こういった僕が、解説していきます。

1.膝の痛みの主な原因、まとめました

膝の痛みに悩まれている方は、やはり中高年層の方が多いです。
年を重ねるとともに、クッションの役目をする軟骨が弱くなって、
その負担に耐えられなくなるためです。

膝の痛みで最も多いであろう状態が、「変形性膝関節症」です。
男性よりも女性に多い印象です。

変形性膝関節症になりやすい主な要因はこちら
〇加齢による関節の老化
〇膝のケガ
〇体重増加、肥満
〇膝の変形 O脚
〇膝の酷使

ちなみに、下半身には体重以上の重みが加わります。体重が1kg増えると、片膝への負担は3~5kg増えると言われています。

このような要因から、軟骨がすり減ることで摩擦が起こり、痛みが生じます。

2.自分で出来る生活上の対策ポイントとセルフケア

膝の痛みがある場合、生活ではどの様な工夫ができるでしょうか?
その一部をまとめてみました。

・自分にあった靴を履く
・椅子の生活を中心とする
・状況に応じて杖を試してみる
・膝を冷やさない工夫をする
・膝サポーターを導入してみる
・脚の筋肉を鍛える

自分にあった靴を履く

膝への衝撃を吸収でき、安定した歩行ができる靴選びが大切です。
かかとの高い靴や固くて重たい靴、サンダルなどはあまり良くないです。
ご自分の足のサイズにあった、靴底のクッション性が良い靴を基準に選んでみてください。

椅子の生活を中心とする

しゃがむ姿勢や正座は、ご想像の通り、膝への負担は大きいです。
いま床での生活が中心の方にとっては、椅子での生活に切り替えることで、膝への負担軽減が大きく期待できます。

また、洗濯物干しや食器洗い、料理の下ごしらえなどの家事の時も、
椅子に座って行うことで負担軽減ができます。時間を区切って、椅子で休憩する時間を作るだけでも効果的です。

状況に応じて杖を試す

杖を利用することで、下半身にかかる負担を軽減することが出来ます。
杖を使っている見た目が気になる方もいらっしゃいますが、最近ではおしゃれな杖も増えてきていますよ。

ちなみに、海外では杖もおしゃれアイテムとして受け入れられている国もあるそうです。

膝を冷やさない工夫をする

「冷えると膝が痛む」よく聞く言葉です。事実、関節は冷えると関節周りの筋肉もこわばり、血流も悪くなるので、痛みやすくなります。少しぬるめのお湯につかり、ゆっくりマッサージやストレッチをすることも効果的。
寒さ対策で、市販の膝かけやタイツ、保温用サポーターなども良いと思います。

マッサージの参考動画です。良かったら試してみてください。

膝サポーターを導入する

保温用サポーターとは異なり、膝関節を支える為のサポーターです。
膝の変形による負担軽減、更なる変形や痛みの悪化防止などに重要なアイテムです。

導入の際は整形外科を受診されるとスムーズです。
ちなみに、当院でも相談していただくことが出来ますよ。

脚の筋肉を鍛える

中長期的にはここが最重要ポイントと言えます。

膝は痛いからといって、あまり動かないでいると、膝を支えている筋肉がどんどん弱くなってしまいます。
そうなると、ちょっとした刺激でも痛みを感じやすくなり、より不活発な生活になってしまいます。悪循環ですね。

痛みや症状に合わせて、普段から活動や運動の量を少しずつでも高めていけると良いです。筋肉を鍛えることで、良循環を生むことができます。

運動の参考として、一部動画でご紹介します。良かったら試してみてください。
※普段から痛みが強い方、やってみて痛みを感じる方は無理をせず、病院やクリニックで相談してくださいね。

3.接骨院と整形外科のどっちに相談すべきか

ご自分での工夫やセルフケアをやっても痛みが続いて困った時・・
おそらく迷うと思います。接骨院?整形外科?どっちに行けば良いんだろう・・よくある質問です。
今回の最後に、立場上どうしても簡単にはなってしまいますが、少し触れておきたいと思います。

日本整形外科学会では下記のように表現されています。

整形外科では医師(整形外科医)が骨・関節・筋腱(運動器)・手足の神経(末梢神経)・脊椎脊髄の治療を行います。診察による理学所見とX線(レントゲン)やMRI等の検査をもとに診断し、症状や病態にあわせて投薬、注射、手術、リハビリテーション等で治療します。

接骨院(いわゆる整骨院)では柔道整復師が捻挫や打撲に冷罨法、温罨法、マッサージや物理療法等の施術を行います。柔道整復師は医師ではなく、あん摩・マッサージ、はり・灸師と同じ医業類似行為の資格です。外傷による捻挫や打撲に対する施術と骨折・脱臼の応急処置が業務範囲で、変形性関節症や五十肩のような慢性疾患は取り扱えません。

両者の違いはこのような感じです。それぞれ役割、強みがありますね。

ちなみに、当院では診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。治療においても、お薬の処方、ヒアルロン酸やステロイドなどの関節注射、リハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法などその人、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
『早期改善と予防ために、今のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、いつでもサポートさせていただきます。

整形外科と接骨院(いわゆる整骨院)|公益社団法人 日本整形外科学会 (joa.or.jp) ※参照2023‐8‐1

■まとめ

症状の出かたや、痛みの強弱は人それぞれです。重要なことは、「歳を重ねれば仕方がない」「どうせ治らない」と、何んとなく時間ばかりが過ぎてしまうことは避けてほしいです。

日頃の工夫や、少しの努力で、早期改善や悪化予防は十分可能だと思います。

もし本当に困れば、早めに接骨院や整形外科に相談することが、ご自身らしい生活を守る近道となります。
お近くの機関に相談されてくださいね。

当院の近くにお住まいの方は、いつでも相談にいらしてください。
常に2人以上の医師で診察を行っています。少しでも皆様のお役に立てますように。

また、次回の記事まで。

smile and support by 松井整形外科