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2024.12.16

コラム

ランナー膝(腸脛靭帯炎)について

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「ランナー膝(腸脛靭帯炎)」についてです。ランナー膝は、主にランナーが悩まされる怪我の一種ではありますが、他のスポーツでも同様の怪我をする可能性があります。

今回はランナー膝(腸脛靭帯炎)について、原因や対策を出来るだけ簡単に解説していますので、是非参考にされてください。

 

 

ランナー膝(腸脛靭帯炎)ってどんな怪我?

ランニングやジャンプなど、膝を繰り返し使うスポーツをしている人に多くみられるのが、腸脛靭帯炎、いわゆる「ランナー膝」です。ランナー膝は、太ももの外側を覆う腸脛靭帯が、膝の骨と繰り返しこすれることで炎症を起こす怪我です。

 

 

主な原因

オーバーユース

ランニングやジャンプなどの運動を長時間、または頻繁に行うこと。

運動方法

走り方やフォームが間違っている、または硬い地面でのランニングなど、膝に負担がかかる運動方法。

筋肉の柔軟性不足

股関節や膝周りの筋肉が硬く、動きが制限されている状態。

体の歪み

骨盤の歪みやO脚など、体の軸がずれている状態。

 

 

ランナー膝の症状は?

膝の外側の痛み

膝を曲げ伸ばしするときや、運動中に痛みを感じます。

腫れ

痛みのある部分に腫れが見られることがあります。

熱感

痛みのある部分が熱く感じられることがあります。

 

 

ランナー膝の治療法

ランナー膝の治療法は、症状の程度によって異なります。

安静

まずは患部に安静を与え、炎症を抑えることが大切です。

アイシング

患部にアイシングを行い、腫れや痛みを軽減します。

痛み止め

痛みを伴う場合は、医師に相談し、痛み止めを服用する場合があります。

物理療法

超音波治療や電気治療など、物理療法を受けることで症状の改善を促します。

運動療法

筋肉の柔軟性を高め、体幹を安定させるための運動療法を行います。

インソール検討

足のアーチをサポートするインソールを使用することで、膝への負担を軽減します。

 

 

当院では

ちなみに、当院では診察やレントゲン等で怪我の状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。

治療においても、お薬の処方、理学療法士によるリハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法など、症状に応じた治療プログラムを提案しています。

⇒当院のリハビリテーションについてはこちらをチェック
⇒当院の診療案内はこちらをチェック

 

 

ランナー膝の予防策

ウォーミングアップ

運動前にはラジオ体操など動的ストレッチをしっかり行い、体を温め筋肉を柔軟にする。

クールダウン

運動後に柔軟体操など静的ストレッチを行い、筋肉の疲労を回復させる。

適切な運動方法

正しいフォームで、無理のないペース、頻度で行う。

ランニングシューズ

クッション性が高く、足に合ったランニングシューズを選ぶ。

休養

痛みを感じたら無理せず、十分な休養をとる。

 

 

まとめ

ランナー膝は、適切な処置と予防策を行うことで、改善することができます。痛みを感じたら、早めに医療機関を受診し、専門医に相談しましょう

このコラムが皆さまの健康的な生活の一助となりますように。

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