2024.11.18
コラム
関節リウマチについて~症状、対策、受診の目安~
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「関節リウマチ」についてです。
関節リウマチは、関節に慢性的な炎症が起こる病気です。初期症状は他の病気と似ていることも多く、自分では気づきにくいことがあります。今回は、関節リウマチのよくある症状5選、日頃の対策、そして受診の目安について、なるべく簡単に解説していますので、気になる方は是非参考にされてください。
今回の内容
◎関節リウマチのよくある症状5選
◎日頃の対策
◎受診の目安
◎当院での診察
◎まとめ
関節リウマチのよくある症状5選
関節リウマチの症状は、人によって様々ですが、代表的な症状を5つご紹介します。
関節の痛みと腫れ
特に朝起きた時や長時間の安静後に、関節がこわばり、痛みや腫れを感じることが多いです。
関節の変形
病気が進行すると、関節が変形し、動きにくくなることがあります。
全身倦怠感
関節の痛みだけでなく、全身のだるさや倦怠感、微熱などが続くことがあります。
食欲不振
体調が悪くなることで、食欲が減退することもあります。
眼の症状
合併症としてシェーグレン症候群という状態があり、ドライアイや目の充血などが起こることもあります。
日頃の対策
関節リウマチの予防は難しいですが、症状の悪化を防ぐために、以下の対策が有効です。
バランスの取れた食事
たんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取しましょう。特に脂質の摂りすぎには注意が必要です。
適度な運動
基本は医師と相談の上、無理のない範囲で運動を行いましょう。ポイントは関節を動かさない筋トレ(アイソメトリック運動)が望ましいです。
規則正しい生活
十分な睡眠をとり、ストレスを溜めないようにしましょう。
禁煙
喫煙は関節リウマチの症状を悪化させる可能性があります。
定期的な歯科検診
歯周病との関連が指摘されているため、定期的な歯科検診を受けましょう。
受診の目安
「もしかしたら、関節リウマチかも?」と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。以下の症状が見られた場合は、特に注意が必要です。
数週間以上続く関節の痛みや腫れ
特に朝起きた時や長時間の安静後に症状が強く出る場合。
複数の関節に症状が出る
手足だけでなく、肩や膝など複数の関節に症状が出る場合。
関節の変形
関節が曲がったり、動きにくくなったりした場合。
全身倦怠感や微熱が続く
関節の痛みだけでなく、全身に症状が出る場合。
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⇒関節リウマチの方に向けた運動方法:ポイントや注意点
当院での診察
ちなみに当院ではそれぞれ個別の症状に対して、正しい原因究明のためにレントゲンやMRI等を活用しながら、適切な診断とリハビリテーションなど正しい治療提案が出来るよう日々心掛けています。
関節リウマチやその他関節の痛みなどの症状でお困りであれば、ぜひご活用ください。
まとめ
関節リウマチは早期発見・早期治療が大切です。少しでも気になる症状がある場合は、お一人で悩まずに、お近くの整形外科など専門医師にご相談ください。
この記事が皆さまの健康の一助となりますように。
smile and support by松井整形外科