2024.09.30
コラム
変形性股関節症について知ろう
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「変形性股関節症」についてです。症状や原因などをなるべく簡単に解説していますので、気になる方は、是非参考にされてください。
目次
◎変形性股関節症って?
◎原因は?
◎どんな症状がある?
◎どうやって治療する?
◎当院では
◎日常生活で気をつけたいこと
変形性股関節症って?
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、痛みや動きづらさを感じてしまう病気です。まるで関節のエンジンがすり減ってしまうようなイメージです。
原因は?
いくつかの原因例をご紹介します。
加齢
年を重ねるにつれて軟骨がすり減りやすくなります。
肥満
体重がかかることで関節への負担が増えます。
後遺症
過去の股関節のケガや関節の形成不全など、後遺症として変形性股関節症になりやすいことがあります。
どんな症状があるの?
痛み
歩くときや立ち上がるときに、また長時間の立ち姿勢などで痛みを感じます。
こわばり
朝起きた時や長時間同じ姿勢でいると、股関節が動きにくいと感じます。
跛行
足を引きずるような歩き方が見受けられます。
関節の動きが悪くなる
股関節の動きが制限され、しゃがむ姿勢が大変になるなど、日常生活に支障が出る場合があります。
どうやって治療するの?
変形性股関節症の治療法は、症状の程度によって異なります。
お薬処方
痛み止めや炎症を抑えるお薬の処方があります。
運動療法
リハビリテーション専門職である理学療法士の指導のもと、筋肉を強化し、関節の動きを良くする運動を行います。ご自身でも水中ウォーキングなどの運動はおススメです。
物理療法
温熱療法や電気療法などを行い、痛みを軽減を図ります。
関節注射
関節内にヒアルロン酸などを注射し、痛みを和らげます。
手術療法
症状や状態によって手術も検討されます。人工関節を入れる手術などが検討されます。
当院では
当院では診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。
症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。治療においても、その人、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
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日常生活で気をつけたいこと
体重管理
肥満は関節への負担を増やします。食事管理も可能な範囲で行い、適正体重を維持しましょう。
運動
運動不足は関節を硬くしてしまうため、無理のない範囲で運動(週に2~3回程度)をしましょう。
姿勢
正しい姿勢を心がけることで、関節への負担を軽減できます。
休息
痛みを感じたら無理せず休養を取りましょう。
※「変形性股関節症」について、より詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください☟
⇒日本整形外科学会 一般の方へ 症状・病気をしらべる 「変形性股関節症」2024.9.28
おわりに
変形性股関節症は、早期に治療を開始することで症状の悪化を防ぐことができます。
痛みを感じたら、早めに整形外科を受診されることを推奨します。
smile and support by松井整形外科