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2024.09.19

コラム

骨粗しょう症について知ろう

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は過去に何度も取り上げているテーマですが、改めて「骨粗しょう症」についてです。症状や原因などをなるべく簡単に解説していますので、骨粗しょう症について気になる方は、是非参考にされてください。

目次
◎骨粗しょう症とは?
◎骨粗しょう症が引き起こす症状
◎骨粗しょう症の原因
◎骨粗しょう症の対策
◎骨粗しょう症の治療
◎当院では
◎まとめ

 

骨粗しょう症とは?

骨粗しょう症は、自覚症状がないまま進行することが多い病気です。早期発見・早期治療が大切です。

骨粗しょう症は、骨の密度が低下し、骨がもろくなる状態を指します。この症状は、特に加齢とともに進行し、骨折などの2次的な怪我を引き起こす可能性があります。しかし、適切な運動は骨粗しょう症の予防や改善に役立つと考えられます。

 

 

骨粗しょう症が引き起こす症状

骨折

骨がもろくなっているため、軽い衝撃でも骨折しやすくなります。特に、背骨の圧迫骨折、手首の骨折、脚の付け根(大腿骨)の骨折が起こりやすいです。

身長の減少

背骨の圧迫骨折が繰り返されると、身長が低くなることがあります。

姿勢の変化

猫背になったり、背中が丸くなることがあります。

痛み

通常、骨粗しょう症は痛みはありませんが、骨折により痛みが出ることがあります。

 

 

骨粗しょう症の原因

加齢

年齢とともに骨量が減少します。

女性ホルモンの減少

女性の場合、閉経後、女性ホルモンの量が減ることが原因の一つです。

遺伝要素

家族に骨粗しょう症の人がいる場合、かかりやすい傾向があります。

食生活

カルシウムやビタミンDの不足は、骨の健康に悪影響を及ぼします。

運動不足

運動不足は、骨を強くする刺激が不足し、骨粗しょう症のリスクを高めます。

その他の病気

甲状腺機能亢進症、副腎皮質ホルモン剤の長期使用など、いくつかの病気も骨粗しょう症のリスクを高めます。

 

 

骨粗しょう症の対策

バランスの取れた食事

カルシウム、ビタミンD、タンパク質をバランスよく摂取しましょう。

適度な運動

ウォーキングや軽いジョギングなど、体重をかけながら骨に刺激を与える運動がおすすめです。

日光浴

ビタミンDの生成を促すために、日光を浴びましょう。

禁煙

喫煙は骨の吸収を促進し、骨粗しょう症のリスクを高めます。

節酒

過度の飲酒は、骨の形成を阻害します。

定期的な健康診断

診断骨密度検査を受けることで、早期発見・早期治療につながります。

過去コラムで具体的な対策がチェックできます☟
⇒骨粗しょう症!?気になる対策や原因を解説
⇒骨粗しょう症と運動:整形外科のリハビリテーション専門職が解説

 

 

骨粗しょう症の治療

骨粗しょう症の治療には、お薬の処方と運動療法が主なものとして挙げられます。

お薬の処方

骨の吸収を抑えたり、骨形成を促進したりするお薬を使用します。

運動療法

筋力トレーニングやバランス運動など、骨に刺激を与え、骨折のリスクを減らす運動を行います。

 

 

当院での検査、治療

当院では、骨粗しょう症が疑われる方が来院された際には、まず骨粗しょう症に起因する骨折(大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折など)を過去にしたことがあるかを確認します。

その後、骨密度検査を施行し、その結果骨密度が低値である場合は、採血を行いどのような原因で骨粗しょう症になっているかを調べるようにしています。

過去の骨折の有無、骨密度、採血結果や内科疾患を総合的に考慮して、たくさん有る骨粗しょう症のお薬の中からその方に必要なお薬を選択します。もちろん、必要に応じて運動の提案や指導なども行っています。

 

まとめ

骨粗しょう症は、早期発見・早期治療が大切です。日頃からバランスの取れた食事、適度な運動、そして定期的な健康診断を心がけ、骨の健康を守りましょう。もし、骨粗しょう症が心配な場合は、整形外科などの専門医師に相談してください。

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