2024.09.16
コラム
接骨院と整形外科どちらに相談する?
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は、関節痛や痺れなどの症状がある際に、「接骨院と整形外科のどちらに相談する?」をテーマにまとめています。
ご自分での工夫やセルフケアをやっても痛みや痺れが続いて困った時・・
おそらく迷うと思います。接骨院?整形外科?どっちに行けば良いんだろう・・実はよくある質問です。
立場上どうしても簡単にはなってしまいますが、改めて簡単に触れておきたいと思います。
※両者どちらかが良い悪いという評価ではありません。あくまでもそれぞれに役割や強みがあることを把握し、ご自身の状態や希望にそった判断が行えるよう活用いただければと思います。
それぞれの役割や強み
早速結論です。
※日本整形外科学会では下記のように表現されています。
整形外科では医師(整形外科医)が骨・関節・筋腱(運動器)・手足の神経(末梢神経)・脊椎脊髄の治療を行います。診察による理学所見とX線(レントゲン)やMRI等の検査をもとに診断し、症状や病態にあわせて投薬、注射、手術、リハビリテーション等で治療します。
接骨院(いわゆる整骨院)では柔道整復師が捻挫や打撲に冷罨法、温罨法、マッサージや物理療法等の施術を行います。柔道整復師は医師ではなく、あん摩・マッサージ、はり・灸師と同じ医業類似行為の資格です。外傷による捻挫や打撲に対する施術と骨折・脱臼の応急処置が業務範囲で、変形性関節症や五十肩のような慢性疾患は取り扱えません。
両者の違いはこのような感じです。それぞれ役割、強みがありますね。
※参照 一般の方へ よくある質問 整形外科と接骨院(いわゆる整骨院)|公益社団法人 日本整形外科学会 (joa.or.jp) 2024‐9‐13
当院では
ちなみに、当院では診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。
治療においても、お薬の処方、ヒアルロン酸やステロイドなどの関節注射、リハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法などその人、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
最後に
腰痛や膝の痛みなど、症状の出かたや痛みの強弱は人それぞれです。重要なことは、「歳を重ねれば仕方がない」「どうせ治らない」と、何んとなく時間ばかりが過ぎてしまうことは避けること。
日頃の工夫や、早めの行動によって、早期改善や悪化予防は十分可能だと思います。
もし今現在、気になる症状があれば、本当に困ってしまう前に早めに接骨院や整形外科に相談することが、ご自身らしい生活を守る近道となります。お近くの機関に相談されてくださいね。
当院の近くにお住まいの方は、いつでも相談にいらしてください。
常に2人以上の医師で診察を行っています。少しでも皆様のお役に立てますように。
smile and support by 松井整形外科