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2024.08.01

コラム

【肩痛】肩の痛みの原因となる疾患5選

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「肩痛」、肩の痛みについてです。

肩の痛みの原因は多岐にわたりますが、特定の疾患が引き金となることが少なくありません。

この記事では、肩の痛みの原因となる代表的な疾患5つをご紹介します。

 

肩の痛みの原因となる疾患5選

1. 肩関節周囲炎(五十肩)

肩関節周囲炎、通称五十肩は、肩の関節周囲の組織が炎症を起こすことによって生じる疾患です。多くは40歳以上で発症し、肩の可動域が制限され、痛みを伴います。

原因は明確ではありませんが、老化や血行不良が影響するとされています。治療には、痛みを軽減するための鎮痛剤や、肩の動きを改善するためのリハビリテーションが含まれます。

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2. 肩腱板断裂

肩腱板(ローテーターカフ)は、肩甲骨から上腕骨にかけて広がる筋肉とその腱の集合体で、肩の動きをサポートし、安定性を保つ役割を果たします。

肩腱板断裂は、この腱の一部または全体が損傷する状態を指します。部分断裂と完全断裂の二種類があり、症状の重さによって治療法が異なります。

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日本整形外科学会「肩腱板断裂」
※日本整形外科学会トップ/一般の方へ/症状・病気を調べる/「肩腱板断裂」2024.7.26

 

3. 肩関節脱臼

肩関節脱臼は、外力が肩に加わることによって発生し、激しい痛みと肩の変形を伴います。

脱臼が発生した場合は、医療機関での整復が必要です。

再発防止のためには、肩周囲の筋肉を強化するトレーニングが有効です。

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日本整形外科学会「反復性肩関節脱臼」
※日本整形外科学会トップ/一般の方へ/症状・病気を調べる/「反復性肩関節脱臼」2024.7.26

 

4. 石灰沈着性腱板炎

石灰沈着性腱板炎は、肩の腱に石灰が沈着することによって生じる疾患です。突然の激しい痛みが特徴で、夜間に痛みが増すことが多いです。

治療には、痛みを和らげるための鎮痛剤や、場合によっては石灰の除去手術が含まれます。

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日本整形外科学会「石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)」
※日本整形外科学会トップ/一般の方へ/症状・病気を調べる/「石灰沈着性腱板炎(石灰性腱炎)」2024.7.26

 

5. 関節リウマチ

関節リウマチは、自己免疫疾患の一つで、関節が炎症を起こし、痛みや腫れを引き起こします

肩も影響を受ける部位の一つであり、症状が進行すると関節の変形機能障害を引き起こすことがあります。

治療には、免疫抑制剤や抗リウマチ薬が使用され、リハビリテーションも重要な役割を果たします。

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当院では

当院では診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。

症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。治療においても、お薬の処方、関節注射、リハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法などその人、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
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※当院の診療案内はこちらをチェック

 

おわりに

肩の痛みは生活の質を著しく低下させることがありますが、その原因を理解し、適切な治療を受けることで改善することが可能です。今回紹介した疾患以外にも肩の痛みの原因は多く存在するため、自己判断せずに専門家の意見を仰ぐことが大切です。

当院としても、症状が重度化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。

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