2024.07.15
コラム
【熱中症に気を付けよう】熱中症とは?日頃の対策7選
こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回はこれからの季節に注意が必要な「熱中症」についてです。
夏シーズンには必ず話題となる熱中症ですが、救急搬送される方のニュースを毎年のように目にすると思います。
今回は熱中症についての解説と、日頃の対策方法を7選にまとめています。熱中症に対して正しい理解と、日頃の対策をしっかり実施することで、リスクを軽減できると思いますので、ぜひ参考になさってください。
本日の内容
◎熱中症とは
◎熱中症になりやすい人の特徴
◎日頃の対策7選
【熱中症に気を付けよう】熱中症とは?日頃の対策7選
熱中症とは
熱中症は、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節がうまく機能しなくなることで起こる症状の総称です。
特に夏の高温多湿な環境下で発生しやすく、適切な対策を講じないと重篤な症状を引き起こすことがあります。
熱中症になりやすい人の特徴
熱中症にかかりやすい人には以下のような特徴があります。
1.高齢者:高齢者は体温調節機能が低下しやすく、暑さを感じにくくなるため、熱中症のリスクが高まる。
2.乳幼児:体温調節機能が未熟で、体内の水分量が少ないため、熱中症にかかりやすい。
3.持病を持つ人:心臓病や糖尿病、腎臓病などの持病を持つ人は、体内の水分や塩分のバランスが崩れやすい。
4.肥満の人:体脂肪が多いと熱の放散が妨げられ、体温が上昇しやすくなる。
5.運動中の人:激しい運動を行うと大量の汗をかき、体内の水分や塩分が失われやすくなる。
6.屋外での作業者:炎天下での作業や運動を行う人は、熱中症のリスクが高まりやすい。
7.適応力が低い人:急激な気温の変化に適応できない人や、冷房の効いた室内に長時間いる人は、暑さに対する耐性が低くなる。
熱中症の日頃の対策7選
熱中症を防ぐためには、日常生活での予防策が重要です。以下に具体的な対策を7つご紹介します。
1. 適切な水分補給
暑い環境下では、こまめに水分を摂取することが重要です。1日を通じて少量ずつ水を飲み、喉が渇く前に補給することを心掛けましょう。
- 朝起きたとき、運動の前後、入浴後など、定期的に水分を摂取する。
- 水だけでなく、塩分を含むスポーツドリンクや経口補水液を適宜摂取する。
- アルコールやカフェインを含む飲料は利尿作用があり、脱水症状を引き起こしやすいので控える。
2. バランスの取れた食事
適切な栄養摂取は、体調管理に不可欠です。特に、夏場は塩分やカリウムを多く含む食品を摂ることで、体内の電解質バランスを保つことができます。
- 塩分を含む梅干しや味噌汁などを適度に摂取する。
- カリウムを豊富に含むバナナ、スイカ、トマトなどの果物や野菜を積極的に取り入れる。
- ビタミンやミネラルをバランスよく摂取するために、魚介類や乳製品も取り入れる。
3. 適切な服装
通気性の良い、吸湿速乾性のある衣服を選びましょう。また、外出時には帽子や日傘を使用して直射日光を避ける工夫も重要です。
- 綿やリネンなどの通気性の良い素材の衣服を選ぶ。
- 白や淡い色の衣服は熱を吸収しにくく、涼しさを保ちやすい。
- 日差しを遮るための帽子(広いつばのもの)や日傘を活用する。
- サングラスを使用して、強い日差しから目を守る。
4. 環境の調整
エアコンや扇風機を活用して室温を適切に保つことが大切です。特に夜間は、快適な温度で睡眠をとることが重要です。
- 室内の温度を25〜28度に保つことを目安とする。
- エアコンの風が直接体に当たらないように調整する。
- 扇風機を併用して空気を循環させる。
- カーテンやブラインドで直射日光を遮り、室温の上昇を防ぐ。
5. 定期的な休憩
長時間の屋外活動や運動を行う際には、こまめに休憩をとりましょう。日陰や涼しい場所で体を冷やすことで、体温の上昇を防ぎます。
- 30分から1時間に1回、10〜15分程度の休憩をとる。
- 水分補給とともに、冷たいタオルや氷嚢で体を冷やす。
- 可能な限り、直射日光を避け、日陰や涼しい場所で休憩する。
- 屋内の涼しい場所で休む場合も、扇風機やエアコンを活用して涼を取る。
6. 体調管理
日々の健康状態をチェックし、疲れやストレスを溜めないように心掛けましょう。体調が悪いときは無理をしないことが大切です。
- 毎朝、体温や血圧を測定し、健康状態を確認する。
- 食欲や睡眠の質に注意を払い、異常があれば早めに対策を講じる。
- ストレスを溜めないよう、リラックスできる時間を持つ。
- 体調が悪いと感じたら、早めに休息を取り、必要に応じて医療機関を受診する。
7. 周囲とのコミュニケーション
家族や友人とお互いの体調を確認し合うことも、熱中症予防に役立ちます。特に高齢者や幼児がいる家庭では、日常的に声を掛け合う習慣をつけましょう。
- 家族や同居人と日々の体調を共有し、異常があれば早めに対策を取る。
- 高齢者や幼児がいる場合、こまめに水分補給や休憩を促す。
- 地域やコミュニティで定期的に健康チェックや熱中症予防の啓発活動を行う。
- 一人暮らしの高齢者には、定期的に連絡を取り、体調を確認する。
まとめ
熱中症は適切な対策を講じることで予防可能な症状です。
暑い季節を乗り切るためには、こまめな水分補給や適切な服装、環境の調整が不可欠です。
常に自分や身の回りの方の体調に気を配り、無理をせず、暑さ対策を心掛けることが大切です。
smile and support by松井整形外科