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2024.07.11

コラム

【中高年の方におすすめ】トレーニングとスポーツ 5選

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は「中高年の方におすすめのトレーニングとスポーツ」をそれぞれ5選にまとめご紹介します。

年齢を重ねると共に健康の重要性を再認識し、運動を始めようと考える方が増えています。目的は個々それぞれですが、ご自身にあった適切な運動を選ぶことが成功の鍵となります。

リハビリテーション専門職として歴16年目、トレーニング歴6年の筆者がおススメする、中高年の方に取り組みやすいトレーニングやスポーツを5つずつ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

本日の内容
◎おすすめのトレーニング5選
◎おすすめのスポーツ5選
◎中高年の方が運動時にしやすいケガと予防策

◎おすすめのトレーニング5選

1.ウォーキング

・概要
手軽で取り組みやすい運動です。特別な器具は必要なく、日常生活の一部として取り入れやすいのが魅力。

・効果:
心肺機能の向上、血液循環の改善、体脂肪の減少、ストレス軽減。

・ポイント
 正しい姿勢を保ち、リズミカルに歩くことが重要。週3回以上30分程度のウォーキングから。

 

2.ストレッチング

・概要
 筋肉を柔らかく保つための運動です。体をほぐし、関節の可動域を広げます。

・効果
 筋肉の柔軟性向上、血行促進、怪我の予防、リラクセーション効果。

・ポイント
 ゆっくりと深呼吸をしながら行い、痛みを感じる手前で止めることが重要です。毎日の習慣がポイントです。

 

3.軽い筋力トレーニング

・概要
 自重を利用した筋力トレーニングは、特別な器具がなくても実施可能です。スクワットやランジ運動など。

・効果
 筋力の維持・向上、骨密度の向上、基礎代謝の向上。

・ポイント
 無理をせず自分のペースで行うことが重要。回数よりもフォームを重視し、正確な動作を心がけましょう。

 

4.ヨガ

・概要
 呼吸法とポーズを組み合わせたトレーニングで、心身のバランスを整えます。

・効果
 柔軟性の向上、筋力強化、ストレス軽減、集中力の向上。

・ポイント
 無理のない範囲で行い、呼吸を整えることが重要です。初心者向けのクラスに参加するのも良いでしょう。

 

5.太極拳

・概要
 緩やかな動作を連続して行う中国の伝統的な武術。心身の調和を重視します。

・効果
バランス感覚の向上、筋力強化、リラクセーション、集中力の向上。

・ポイント
 ゆっくりとした動作で、呼吸を意識しながら行うことが重要です。継続することで効果が現れます。

◎おすすめのスポーツ5選

1.スイミング

・概要
 水中で行う全身運動で、関節への負担が少ないのが特徴です。

・効果
 心肺機能の向上、全身の筋力強化、リラクゼーション。

・ポイント
 無理のない範囲で、ゆったりと泳ぐことから始めましょう。水中ウォーキングも効果的です。

 

2.サイクリング

・概要
 自転車を使った運動で、膝や足首への負担が少なく、長時間続けやすいです。

・効果
 心肺機能の向上、下半身の筋力強化、脂肪燃焼。

・ポイント
 安全なルートを選び、適切な装備を着用することが重要。自分のペースで無理なく楽しみましょう。

 

3.ノルディックウォーキング

・概要
 専用のポールを使って歩くウォーキングスタイルで、全身を使った運動ができます。

・効果
 心肺機能の向上、上半身の筋力強化、バランス感覚の向上。

・ポイント
 正しいポールの使い方を学び、自然なリズムで歩くことが重要。初心者向けのレッスンに参加するのも良いでしょう。

 

4.ゴルフ

・概要
 戦略性と集中力を必要とするスポーツで、自然の中で楽しむことができます。

・効果
 バランス感覚の向上、柔軟性の向上、ストレス解消。

・ポイント
 スイングの動作に注意し、ウォームアップを十分に行うことが怪我の予防に繋がります。

 

5.テニス

・概要
 短時間で高強度の運動ができるスポーツです。シングルスやダブルスで楽しめます。

・効果
 心肺機能の向上、筋力強化、反射神経の向上。

・ポイント
 軽いラケットを選び、適切なフォームを習得することが重要。ストレッチを十分に行い、怪我を予防しましょう。

※ご紹介したトレーニングやスポーツは、あくまでも筆者個人がおススメする内容です。ご自身のお身体の状態に応じて、また主治医や担当リハビリ職員などへ相談してから取り組むようにしましょう。

◎中高年の方が運動時にしやすいケガと予防策

中高年の方が運動を行う際、注意しなければならないのがケガです。ここでは、中高年が運動時にしやすいケガを5つ紹介し、それぞれの予防策について説明します。

筋肉の捻挫や肉離れ

概要
 筋肉が急に引っ張られることで発生するケガです。

・予防策
 運動前に十分なウォームアップとストレッチを行うことが重要です。また、急激な動作を避け、徐々に運動強度を上げることが効果的です。

 

関節の捻挫

・概要
 足首や膝などの関節が不自然な方向に曲がることで発生します。

・予防策
 運動中は適切なシューズを履き、安定した地面で運動を行うことが重要です。特に不整地での運動時には注意が必要です。

 

腰痛

・概要
 腰部に過度な負担がかかることで発生します。

・予防策
 体幹の筋力を強化することが予防につながります。また、重いものを持ち上げる際には、膝を使って持ち上げることが重要です。

 

膝の痛み(変形性膝関節症など)

・概要
長年の負担が蓄積して発生することが多いです。

・予防策
 体重管理と筋力強化が予防に効果的です。膝に負担の少ない運動(スイミングやサイクリングなど)を選ぶことも大切です。

 

肩の痛み(肩関節周囲炎、いわゆる五十肩)

・概要
 肩の可動域が狭くなり、痛みを伴います。

・予防策
 肩周りの筋肉を柔軟に保つために、定期的なストレッチ軽い筋力トレーニングを行うことが重要です。無理な動作は避け、痛みがある場合は休息を取ることも必要です。

◎まとめ

中高年の方が運動を始める際には、無理をせず、自分の体力に合った運動を選ぶことが大切です。

ケガを予防するために、ウォームアップやストレッチを十分に行い、適切なフォームで運動をすることが重要です。もしケガをされた場合は早めに医療機関に受診されることをお勧めいたします。

当院としては、症状が重度化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。

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