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2024.05.16

コラム

【外反母趾】知っておきたいこと

こんにちは。
愛知県安城市の松井整形外科です。今回は、よく耳にする『外反母趾』について解説します。

読者の悩み
・これって外反母趾なの?
・外反母趾の対策!?どうしたらいい!?

こういったお悩みにお答えします。

この記事を書いている筆者は、リハビリテーションの国家資格である作業療法士として15年の経験を持ち、現在も毎日リハビリテーションを実施しています。今回もこういった筆者が解説していきます。

【外反母趾】知っておきたいこと

外反母趾は、足の親指の付け根が内側に向かって曲がり、他の指に重なる症状です。痛みや違和感を引き起こし、日常生活への支障も大きくなります。今回は外反母趾の症状や原因、対策について解説していきます。

症状

親指の変形

親指の付け根が内側に曲がり、他の指と重なるようになります。

痛み

歩行時や靴を履いている時に痛みを感じることがあります。

腫れ

足の付け根付近に腫れが生じることがあります。

赤み

炎症が起こると、付け根付近が赤くなることがあります。

運動制限

痛みや不快感のため、運動や長時間の立ち仕事が難しくなる場合があります

原因と具体的な対策

適切な靴を選ぶ
    • 原因: 先が細くてつま先が狭い靴を履くことで、親指に圧力がかかり外反母趾が進行する。
    • 対策: 足に合った靴を選ぶことが重要。つま先が広く、足の形にフィットする靴を選ぶ。靴を買う際は、足のサイズや幅、形状を考慮して選ぶ。
中敷きの利用
    • 原因: 足のアーチが弱いと、親指に負担がかかりやすくなる。偏平足の方は原因となりやすい。
    • 対策: アーチをサポートする中敷きを使用する。特にフラットな靴を履くときや、長時間立ち仕事をするときには、適切な中敷きを使用することで足への負担を軽減できる。
ストレッチ
    • 原因: 親指周りの筋肉や靭帯が硬くなると、外反母趾が進行しやすくなる。
    • 対策: 毎日のストレッチを行うことで、筋肉を柔軟に。親指の付け根周りを中心に、ストレッチやマッサージを行うと効果的。
適度な運動
    • 原因: 足の筋力が弱いと、外反母趾の症状が悪化しやすい。
    • 対策: 足の筋力を鍛える運動を取り入れる。ウォーキングや足裏筋トレーニング、ヨガなど、足を使う運動を定期的に行うことで、足の形状を維持しやすくなる。
専門医の診断と治療
    • 原因: 自己管理では解決しづらい場合や、症状が重篤な場合がある。
    • 対策: 症状がひどい場合や自己処置が難しい場合は、専門家である整形外科医や理学療法士に相談。適切な治療を受けることで、症状の改善や進行の予防が可能となる。

また、日本整形外科学会のホームページにも詳しい解説が書かれています。

日本整形外科学会 一般の方へ 症状・病気を調べる 「外反母趾」☜クリック

当院では

ちなみに当院でも、診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、検査機器を活用しながら症状の原因究明を行っています。治療においても、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
※当院のリハビリテーションについてはこちらをチェック
※当院の診療案内はこちらをチェック

最後に

日常生活でのこれらの対策を実践することで、外反母趾の症状を軽減し、健康な足を維持することが期待できます。足の負担を軽減し、快適な生活を送るために、日常的なケアを心がけてください。

当院としては常々、今の症状が重度化する前になるべく早く対策をしてほしいと思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。

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