2024.03.28
コラム
指や手首に関わる整形外科的疾患:6つの症状と原因解説
こんにちは。
愛知県安城市にある松井整形外科です。今回は、指や手首に関わる整形外科的疾患を6つにまとめ解説します。
✓読者の悩み
・最近、指が動かしにくい
・指や手首に痛みがある など
こういったお悩みに向けて解説していきます。
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指や手首に関わる整形外科的疾患:6つの症状と原因解説
指や手首の健康は日常生活において重要ですが、様々な問題が起こることがあります。もし痛みや違和感を感じることがあれば、早めの対処と適切な治療が重要です。ここでは、指や手首に関わる6つの主な問題について、それぞれの原因と症状を説明していきます。
疾患1: デュピュイトラン拘縮
手のひらの組織が収縮し、指が曲がってしまいます。高齢の男性や、糖尿病の患者様に多く見られる症状です。
症状例
指が曲がり、手のひらを開くのが難しくなります。手のひらに結節や硬くなった組織ができることもあります。
疾患2: 腱鞘炎
手の指の腱鞘が繰り返しの運動や圧力で炎症を起こすことがあります。手の過度な使用が原因です。
症状例
指を動かすときに痛みが生じることがあります。指の付け根や手首に腫れや赤みが現れることもあります。
疾患3: 関節リウマチ
免疫系の異常によって関節が炎症を起こします。遺伝的な要因や環境要因も影響します。
症状例
指の関節が赤く腫れ、痛みやこわばりを感じることがあります。朝起きたときに関節のこわばりが強いことが特徴です。
疾患4: 痛風
尿酸値が高くなり、関節内に尿酸結晶が堆積します。食事や遺伝的な要因が影響します。
症状例
指の関節が赤く腫れ、激しい痛みを伴います。夜間や朝に症状が悪化することがあります。
疾患5: ばね指
指の腱鞘が炎症を起こし、指が突然曲がることがあります。手の使用の過多が原因です。
症状例
指が突然曲がり、伸びにくくなります。指を伸ばそうとすると痛みを感じることがあります。
疾患6: 手根管症候群
手首の神経が圧迫されることで引き起こされます。手首の炎症や腫れが原因です。
症状例
手首から手のひら、指にかけての痛みやしびれがあります。夜間に症状が悪化することがあります。
『より詳しい情報を知りたい方』
手や指の症状例や、それぞれのより詳しい解説は下記の日本整形外科学会のサイトにも記載されています。
ご参考にされてください。
当院では
ちなみに、当院では診察やレントゲン等で状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。治療においても、その症状に応じた治療プログラムを提案しています。
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最後に
指や手首に関わる問題は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。早めの対処と適切な治療が重要です。
症状が現れたら、専門医師に相談することをお勧めします。
当院としては、重症化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。
smile and support by 松井整形外科