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2024.01.18

コラム

野球少年の怪我からの復帰:5つの怪我とリハビリでの治療方針

こんにちは。愛知県安城市にある松井整形外科です。今回は野球をしている子供達と、親御さんに焦点を当てたテーマになります。よくある怪我やその改善策をリハビリテーション専門職の目線で解説していきます。

✓読者の悩み
・野球をしている子供が肩や肘に痛みを訴えている
・野球での怪我はどうやって改善する?

こういったお悩み、疑問にお答えします。

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野球少年の怪我からの復帰:5つの怪我とリハビリでの治療方針

はじめに

野球は楽しく健康的なスポーツですが、怪我が多いスポーツの一つと言えます。このコラムでは、野球少年が経験しやすい5つの怪我と、それぞれのリハビリテーションでの治療方針を解説します。怪我からの復帰には、的確な治療と根気強いリハビリが欠かせません。是非、参考にされてください。

【怪我1:肩関節の故障】

肩関節の故障は適切な治療とリハビリが不可欠です。初期段階では安静が必要で、炎症を鎮めるためにアイシングが効果的です。その後、理学療法士によるストレッチや軽度の運動療法を導入し、徐々に肩の可動域を回復させます。強度トレーニングは慎重に進め、復帰後も予防のために定期的なトレーニングが必要です。

【怪我2:肘の内側の痛み】

肘の痛みは軟骨の障害や内側側副靭帯という靭帯の損傷によって生じ、投球動作によるものが多いです。治療では、安静とアイシングで炎症を抑えつつ、理学療法士による動作解析を通じて正しいフォームを修正します。リハビリでは、関節を安定させるエクササイズや柔軟性向上のプログラムを取り入れ、段階的に投球回数を増やしていく方針が効果的です。

【怪我3:膝の靭帯損傷】

膝の靭帯損傷にはリハビリが欠かせません。初期段階では膝を安定させるためにサポーターを使用し、運動制限を設けます。理学療法士によるリハビリテーションプログラムでは、筋力強化、バランストレーニング、柔軟性向上などが組み込まれます。段階的な復帰計画も策定し、安全にプレーに復帰するよう導きます。

【怪我4:打球による手の骨折や捻挫】

手の怪我には、適切なリハビリが重要です。手首や指の機能回復のために、理学療法士が専門的なエクササイズを提供します。また、バッティングやフィールディングの際の正確な動きを改善するトレーニングも導入し、復帰後も手首の保護に重点を置くことが必要です。

【怪我5:腰の痛み】

腰の怪我には慎重なアプローチが求められます。リハビリでは、初期段階での痛みの軽減を目指し、理学療法士による姿勢の改善や体幹トレーニングが実施されます。徐々に負荷をかけながら、体幹の筋力を回復させ、安定性を向上させます。復帰後は、適切なストレッチや定期的なトレーニングで再発を防ぐことが大切です。

当院では

ちなみに、当院では診察やレントゲン等で子供達の怪我の状態を評価し、正しい診断が出来るよう努めています。症状や状態に応じて、MRIやエコーも活用しながら、症状の原因究明を行っています。治療においても、お薬の処方、理学療法士によるリハビリテーションでの徒手療法や運動療法、物理療法など、症状に応じた治療プログラムを提案しています。
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まとめ

怪我からの復帰には継続的で的確なリハビリテーションが不可欠です。肩、肘、膝、手、腰など、それぞれの怪我に対する治療方針は個別的に計画され、子供達が安心して野球に戻れるようサポートされます。これらのアドバイスを実践し、怪我に立ち向かう姿勢を持つことが、野球少年の成長にも繋がります。

当院としては、重症化する前になるべく早く対策をしてほしいと常々思っています。今の症状にお困りであれば、いつでもご相談ください。『早期改善と予防のために、「今」のあなたに必要な医療を提案』をモットーに、地域の皆様のサポートをさせていただきます。

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